キム・ゴウン&ノ・サンヒョン、“自分らしさ”を探す2人の軌跡を辿る!『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』聖地巡礼ガイド

#キム・ゴウン#ノ・サンヒョン#ラブ・イン・ザ・ビッグシティ#映画#韓国映画

『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』
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『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』
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“普通に馴染めない”2人が見つけた、最強の関係

キム・ゴウンとノ・サンヒョンが出演し、韓国で数々の賞を受賞した話題のエールムービー『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』より、2人が演じるジェヒとフンスが青春時代を送った“聖地巡礼”スポットを紹介する。

・ビッチなら傷つけてもいいの? 自分らしさ認め合う唯一無二の関係に感動!の話題作が日本上陸

本作は、世界三大文学賞「国際ブッカー賞」や「ダブリン文学賞」にノミネートされた、パク・サンヨンのベストセラー小説の映画化。他人の目を気にせず自由奔放に生きるジェヒと、ゲイであることを隠し孤独に生きるフンス──正反対の2人が出会い、同居したことから始まる、「自分らしい生き方」を見つける物語だ。

・『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』の場面写真はこちらから!

自由奔放でエネルギッシュなジェヒと、繊細で寡黙なフンス。正反対の2人が出会い、ある出来事をきっかけに“特別な契約”を結び、一緒に暮らし始める。ジェヒは、世間のルールに縛られず、恋愛も夜遊びも全力で楽しみながら生きている。一方フンスは、ゲイであることを周囲に隠しながら、孤独と向き合う日々を送っていた。だが、ジェヒとの出会いに刺激され、少しずつ外の世界へと踏み出していく。

やがて2人は、互いの「自分らしさ」を認め合い、励まし合う中で、かけがえのない存在となっていった。大学を卒業し、それぞれの道を歩み始めても、そんな2人の関係は変わらないはずだった。しかし、社会に出た2人に人生の大きな転機が訪れ、かけがえのない友情に思いがけない危機が降りかかる──。

主人公のジェヒを演じるのは、大ヒット作『破墓/パミョ』(24年)で高く評価され、「百想芸術大賞」映画部門女性最優秀演技賞を受賞したキム・ゴウン。フンスには、国際的に注目された壮大なドラマシリーズ『Pachinko パチンコ』に出演し、傑出した存在感とリアリティ溢れる演技力で世界から“発見”された、新鋭俳優ノ・サンヒョン。監督を務めるのは、『アメノナカノ青空』(03年)『女は冷たい嘘をつく』(16年)『探偵なふたり:リターンズ』(19年)のイ・オニ。

■ジェヒとフンス、2人の出会いはキャンパス

ジェヒとフンスが出会った大学のシーンは、2か所で撮影された。1つは東大門区にあるソウル市立大学だ。ここでは主に外ロケを敢行。緑に溢れたキャンパスで、ドラマの撮影などでも多く使用されている。周囲には高麗大学や慶煕大学、韓国外国語大学と大学が集まっており、地下鉄1号線「清涼里」駅からバスで5分ほどの場所にある。教室内での撮影は、徳成女子大学校。ソウル中心地から少し離れた道峰区にあり、落ち着いた環境で国際交流にも力を入れている学校だ。

■音楽、酒、ファッション・韓国ユースカルチャー最前線

夜遊びにも精を出すジェヒとフンス。ハメを外して遊び倒す2人の“行きつけ”クラブは5箇所。梨泰院と弘大、若者に人気のエリアで撮影された。

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■旅行客にも大人気・弘大エリア

芸術系大学・弘益大学を中心とし、街全体にアートな雰囲気が漂い、おしゃれなレストランやカフェが立ち並ぶ、観光スポットとしても人気のエリア。夜遊びスポットとしても知られており、週末はクラブ通いの若者で賑わう。

撮影で使われたのは、EDMやHIPHOPが中心で、有名DJも登場する大箱・CLUB.G1、韓国ドラマにも度々登場し、日本人にも知られるCLUB TRACK、そしてShark pub(いずれも麻浦区)。

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また、ジェヒとフンスが酩酊しまくり、うっかりお揃いのタトゥーを入れるタトゥーショップはjangsumalbeo1。酒に酔った状態でタトゥーを入れたフンスはこのあとある悲劇に見舞われる。くれぐれもタトゥーを入れる際はシラフの時に。

ジェヒが弁護士の恋人と出会うバーはBar Kian(麻浦区)。煉瓦造りのような内装が特徴的で、店内にはレコードが流れる。ここはタトゥーショップjangsumalbeo1からほど近い場所にある。

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■ドラマでも有名に・梨泰院エリア

韓国・ヨーロッパ・アメリカ・中東など世界中の文化がミックスされ、屋台グルメからおしゃれなカフェ、ショッピングやナイトクラブまで楽しめる人気スポット・梨泰院。ここでは、フンスが通うゲイ・ナイトクラブとしてEagle SeoulとGYM CLUB SEOUL(※いずれもゲイオンリー)で撮影が行われた。

また、ジェヒとフンスが共同生活を送ることになるアパートメントは梨泰院エリアで撮影。勉学に励み、夜は遊び倒す、いかにも若者らしい生活を謳歌している様子が想像できるだろう。

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■富裕層エリア・江南区

ジェヒとフンスのファッションにも注目だ。2人のショッピングシーンが撮影されたのは、韓国発のストリート系セレクトショップ・ALAND。ソウルの富裕層エリアとして知られる江南区のショップで撮影された。Ålandはリアルな韓国最旬トレンドをチェックできる人気ショップで、日本でも渋谷・大阪・埼玉に店舗を構えるほか、通販も展開している。

江南区には社会人となったジェヒが会社の飲み会で訪れる居酒屋も存在する。Osu Yangpuni Dongtae Jjigaeは、その名の通りスケトウダラの“トンテチゲ”の専門店。地元民に愛されるお店で、グループでの集まりに最適だ。無意識なままに繰り出される上司や同僚の理不尽で不躾な言葉に晒される毎日。しかしそれまでの我慢や同調をやめて、再び自分を取り戻すことになるジェヒ。そのきっかけとなるのがこの場所だ。

『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』

『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』は2025年6月13日より全国公開。