映画初主演、87歳のおじいちゃんが次回作にも意欲！家族3世代で作り上げた『劇場版米寿の伝言』初日舞台挨拶

#ガクカワサキ #中川パラダイス #劇場版米寿の伝言 #山田姫奈 #映画 #西本健太朗 #西本匡克 #西本浩子 #西本銀二郎 #長谷川かすみ 2025.05.14

『カメラを止めるな！』の上田慎一郎監督からアドバイスも

家族3世代で作り上げた映画『劇場版米寿の伝言』の初日舞台挨拶が5月10日に池袋シネマ・ロサで行われ、主演の85歳・西本匡克に加え、共演の孫・西本健太朗と西本銀二郎、長谷川かすみ、山田姫奈、中川パラダイス、ガクカワサキ監督、娘の西本浩子プロデューサーが登壇。西本家の3世代が壇上に揃う異例の舞台挨拶となった。

・『侍タイ』に続け！ 85歳の素人が主演の感動映画に、豪華著名人から応援コメントが到着

本作は、死んだ祖父と孫の中身が入れ替わる家族の奮闘と絆を描いた「主演・85歳の素人おじいちゃん」によるハートフルコメディ。“演劇の道”に進みたかった元教師の父の夢を叶えるべく、娘がプロデューサーになり、“演劇の道”を進んでいる息子たちに声をかけ、西本家の挑戦がスタート。家族3世代で作り上げた、異例の製作経緯でも話題となっている。

初日を満席で迎え、そして夢を叶えた舞台挨拶の開始早々、「おめでとう！」と登壇者と客席から大きな拍手が送られると、静かに喜びを噛みしめていたのはじぃじこと米蔵役を演じた西本匡克。映画初出演で初主演、さらには5月15日には本当に88歳の米寿を迎えるが、「もうすぐパパになります。パパと言っても88（パパ）の米寿です」とボケて笑いを誘いつつ、「映画にできるとは夢にも思わなかった」と語った。また、次回作について問われると「命のつづく限りまたやってみたい」と意欲をみせた。

実孫であり、孫のキョウヘイ役を演じた西本健太朗は、「家族と舞台挨拶ができることはなかなかないので、本当に幸せです」との思いを吐露。

同じく実孫で孫のキッペイ役の西本銀二郎は、「舞台と映画という約7年のなかで、まだまだ知らないおじいちゃんの姿から吸収し、ともに役を作り上げてきた」と振り返った。

実の娘であり、本作のプロデューサーを務めた西本浩子は、「舞台上でのお父さんのキラキラした顔を横で見させていただいて、逆に私がプレゼントをいただいた」と、父の活き活きした姿に感激しているようす。

とてもユニークなタイトルについてガクカワサキ監督は、「お察しかと思いますが、完全に『ルージュの伝言』からです（笑）」と白状し、加えて「おじいちゃんが出る映画という意味も込めた」と明かした。

本作は舞台からの映画化となっているが、どちらにも出演している長谷川かすみは「もともとは西本家のおじいちゃんという見かたをしていたのに、大尊敬する役者の大先輩」と敬意を表すと、西本匡克は「どうしましょう。こんなに褒められたらびっくりポンですよ」とおちゃめな照れ隠しで会場を沸かせた。

劇中でゴスロリの衣装を披露した山田姫奈は「メイクを取ると子役の子が私だと気づかなかった」と話し、作品の見どころを聞かれた中川パラダイスは「（劇中に）発明品が登場しますが、みんなの手作りで。（舞台時からの）7年の思いが詰まっている」と注目ポイントを披露。

『カメラを止めるな！』（17年）の上田慎一郎監督が企画ミーティングに参加していたことが明かされると、ガクカワサキ監督が「映画はお金と時間があればけっこう何でもできますが、努力のなかでできる等身大の方法を教えていただいた。ハラハラしたりラストが気になってもらえたら、それは上田監督のおかげ」とコメント。上田監督のアドバイスを取り入れて製作したことがうかがえた。

最後の挨拶では西本匡克が「それぞれの家族の生き方のひとつとして、何かをつかんでもらえればありがたい」との思いを述べ、イベントは幕を閉じた。

『劇場版米寿の伝言』は現在公開中。

#ガクカワサキ #中川パラダイス #劇場版米寿の伝言 #山田姫奈 #映画 #西本健太朗 #西本匡克 #西本浩子 #西本銀二郎 #長谷川かすみ