もふっとかわいい相棒“オチ”に心奪われる! 『OCHI!-オチ-』魅力全開の本編映像公開
#A24#OCHI!#OCHI!-オチ-#アイザイア・サクソン#ウィレム・デフォー#へレナ・ツェンゲル
少女とオチが言葉を覚え合う尊い瞬間、“話せる!”と弾ける喜び
ふしぎな生き物“オチ”との出会いが、いつしか仕舞いこんでいた感情を解放していく——かつて子どもだった、すべての人へ贈る物語。A24が贈るノスタルジック・ファンタジー映画『OCHI!-オチ-』。2025年のサンダンス映画祭でプレミア上映されその独創的な表現世界が称賛を浴びた本作より、少女とオチが繋がる本編映像が解禁された。
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世界が注目する才能を送り出し続けるA24が新たにタッグを組んだのは、ビョークら著名アーティストのミュージックビデオで知られ、手仕事への強いこだわりと独自の美学を築いてきた映像作家アイザイア・サクソン。本作は、その比類なき創造力を結実させた長編監督デビュー作だ。『E.T.』(82年)『となりのトトロ』(88年)『もののけ姫』(97年)といった愛する作品の精神を原点に、孤独な少女と不思議な生き物“オチ”が言葉を超えて心を通わせる物語を、どこか懐かしくも新鮮な温もりに満ちたファンタジーとして描き出す。
霧に包まれた村の奥深い森には、大きな瞳と耳を持つ不思議な生き物“オチ”が棲んでおり、人々は代々その存在を恐れて遠ざけてきた。オチ狩りを行う父に戸惑い、心を閉ざしていた少女ユーリは、ある日、傷ついた小さなオチを見つけ、密かに家へ連れ帰って手当てを施す。
やがて伝承とは異なる“本当の姿”を知ったユーリは、ひとりぼっちの幼いオチを家族のもとへ返そうと決意。家を飛び出し、冒険の旅へと踏み出す──。
物語を支えるのは、これまで想像の中にしか存在しなかった魅惑的な異世界の構築だ。パペットやアニマトロニクスといったアナログなクラフトで緻密に造形された“オチ”は、CGでは表現し得ない生々しい生命感を宿す。さらに、絵画のような自然を捉えた映像、パンフルートが神秘的に響く音楽、クラシカルで遊び心に満ちた美術が一体となり、すべてのカットに職人技と情熱が注ぎ込まれている。幻想と現実が溶け合うような、魔法的な映像体験へと見る者を誘う。
主演は、『システム・クラッシャー』(19年)で一躍次世代の最有望株となった天才女優ヘレナ・ツェンゲル。共演には、『哀れなるものたち』(23年)の名優ウィレム・デフォー、『博士と彼女のセオリー』(14年)のエミリー・ワトソン、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のフィン・ウォルフハードと実力派が集結する。
少女の旅路が静かに描き出すのは、未知への怯えと好奇心、湧き上がる直感を信じる喜び、そして誰かと分かり合いたいという切実な願い──。オチとの出会いが、誰もの心の奥に眠る感受性をそっと呼び覚ます。かつて子どもだったすべての人へ贈る物語だ。

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今回紹介するのは、ユーリとオチの心が通じ合っていくシーンを収めた本編映像だ。人間が仕掛けたワナにかかり、けがをした赤ちゃんオチを救ったユーリ(ヘレナ・ツェンゲル)。オチを母親のもとへ還そうと、森の奥深くまでやってきたふたりは、ある出来事をきっかけに、ユーリがオチの言葉を発することができるようになる。
オチは〈虫〉〈木〉〈土〉…と、視線に入ったものの単語を一つひとつ教えていくが、完璧に発音するユーリに目を丸くする。やがて、オチが教えなくても自ら話せるようになったユーリは、「話せる! おしゃべりできる!」と大興奮するのだった。
歌うようなオチたちの言語について、アイザイア・サクソン監督は当初、鳥のさえずりが最もイメージに近いと考えていたが、もう少し霊長類に近いものはないかと模索していたという。「いろいろと動画を漁っていたら、“スロート・ウィスリング(throat whistling)”という喉の奥を笛のように鳴らす技術を見つけて鳥肌が立ったんです。ポール・マナラトスという男性が、寝室でパーカーを着てウェブカメラの前に座っている映像なのですが、その音を聞いた瞬間、これがオチの声だと分かりました」と衝撃の出会いを振り返る。
さっそくマナラトスに連絡を取ったサクソン監督は映画の脚本も送ったが、「ポールが興奮した様子で電話をくれて『この映画は自分の人生だ』と言ってくれたんです。彼もユーリのように母親がおらず、ブラック・メタル・ミュージックとスロート・ウィスリングが救いだったらしいのです」と語る。
意気投合したふたりはロサンゼルスで彼のウィスリングを録音。その後も試行錯誤を重ね、「最終的には90%の音をポール、そして10%を鳥のさえずりにしてオチの言葉を創作しました。マネシツグミに少しだけワタリガラスが入っています」と、“オチ語”誕生の裏側を明かしている。
そして公開に先駆け、3月27日からヒューマントラストシネマ渋谷にて、世界初となる企画展「オチ展~カルパチアの隣人~」が開催される。架空の生物であるオチをリアリティ豊かに描くため、サクソン監督がゼロから構築した生態や歴史、人類との関係性をひもとく本展。まるで実在の生き物を扱う博物館のような展示を通して、オチという存在に迫る。
これまで多くの国と地域で公開されてきた本作だが、本企画展の実施は日本が初となる。実際の撮影で使用された世界に一体しかないオチのパペットの展示や、オチ語を体験できるコーナーも登場し、映画の世界が現実に現れたかのような没入体験が味わえる。大人から子どもまで楽しめる充実の内容だ。

さらに、企画展で展示されるコラボイラストも到着。『えとえとがっせん』『ばけねこぞろぞろ』などで知られ、妖怪や動物をモチーフにユーモアと幻想性が交錯する独自の世界観で国内外に多くのファンを持つ絵本作家・石黒亜矢子が、本作のために描き下ろした特別な一枚となっている。自身も愛してやまない妖怪“やまびこ”とオチが出会う、作品世界を超えたコラボレーションが実現した。
コラボイラストでは、今回解禁されたシーンをもとに、「ハナクソ」「タベテ」のやりとりがユーモラスに描かれ、両者の不思議な親和性が印象的に表現されている。石黒は「妖怪やまびことオチを仲良くさせてみました。最初、この映画は悲しいこと辛いことが起きるのではないかとドギマギと身構えながら見ました。そしてやっぱりハラハラしたけど、愛がいっぱいの映画でした」と、映画の感想を寄せている。
『OCHI!-オチ-』は2026年4月3日より全国公開。
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