『ザ・ブライド!』

1930年代シカゴを舞台に描かれる、孤独と渇望が生んだ“愛の暴走”

『ジョーカー』(19年)を手がけたワーナー・ブラザースと、ハリウッドを牽引する監督・豪華俳優陣がタッグを組み、かつてない物語が幕を開ける。孤独な不死身の怪物と、彼の手によって墓場からよみがえった花嫁《ブライド》──2人が堕ちていく愛と破滅の逃避行を、圧倒的なストーリーテリングと映像美で描く『ザ・ブライド!』が、2026年4月3日に日本公開決定した。

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舞台は1930年代のシカゴ。自らを生み出した博士の名を名乗り、“フランケンシュタイン”として生きる怪物は、人々から忌み嫌われ、誰とも心を通わせることができない孤独を抱えていた。そんな彼が、高名な科学者ユーフォロニウス博士に「伴侶を創ってほしい」と懇願する。博士はその願いを受け入れ、墓地から掘り起こした女性の遺体をもとに、花嫁《ブライド》をよみがえらせる。

やがて2人は追われる身となり、逃避行へと身を投じていく。その旅路はやがて人々を巻き込み、社会そのものを揺るがす“革命”へと発展していく。愛と破壊が交錯する逃避行《ハネムーン》の果てに、2人を待ち受ける運命とは──。

『ザ・ブライド!』

(C)2026 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

監督を務めるのは、女優としても活躍し、初監督作『ロスト・ドーター』(21年)で第94回アカデミー賞脚色賞にノミネートされたマギー・ギレンホール。主演には、『ハムネット』(25年)での演技が高く評価されるジェシー・バックリー、そして『ザ・ファイター』(10年)でアカデミー賞主演男優賞を受賞したクリスチャン・ベールが名を連ねる。

さらに、ピーター・サースガード、アネット・ベニング、ジェイク・ギレンホール、ペネロペ・クルスといった実力派キャストが集結。圧倒的な表現力を誇る俳優陣が集い、生と愛、そして破壊を描き出す本作は、現代に甦る壮大なゴシック・ロマンスとして、見る者の心を強く揺さぶる一作となるに違いない。

解禁されたティザー予告編は、自らの数奇な運命を笑い飛ばすかのような、花嫁《ブライド》の黒い模様が印象的な口元のアップから始まる。階段から足を踏み外して命を落とした女性は、フランケンシュタインとユーフォロニウス博士の手によって墓から掘り起こされ、再び命を与えられる。「残された道はただひとつ──生きろ」と語りかけるフランケンシュタインの言葉の通り、花嫁《ブライド》は生前の記憶をすべて失い、自分が何者なのかも分からぬまま、彼との新たな人生へと踏み出していく。

予告編中盤では、街のごろつきに絡まれたフランケンシュタインが、花嫁《ブライド》を守るために彼らを殺害。これをきっかけに2人は警察に追われる身となり、“死が2人を分かつまで”続く逃避行《ハネムーン》へと突き進んでいく。

花嫁《ブライド》が胸の内を吐露するように叫ぶ姿、ネオンきらめく街並み、豪奢なシャンデリアが砕け散るシーン、そして追手から逃げる中で銃を構えるフランケンシュタイン──2人の愛と破壊に満ちた逃避行が、断片的ながらも強烈に映し出される。

短い映像ながらも、そこには物語のスケール感と、鋭く研ぎ澄まされた映像美、そして過酷な運命へと向かう2人の行方が鮮烈に刻まれている。ラストでは、こちらに向かって「怪物め」と微笑みかける花嫁《ブライド》の姿が映し出される。果たして真の“怪物”とは誰なのか。フランケンシュタインか、花嫁か、それとも人間そのものなのか。逃避行の果てに待ち受ける運命とは一体何なのか。

さらに、ペアとなるティザーポスター2種も同時に解禁された。クールでレトロなタッチのビジュアルには、花嫁《ブライド》とフランケンシュタインの顔が半分ずつ描かれ、並べることでひとつの顔として完成する構図に。2人が運命を共にする存在であることを象徴するかのようなビジュアルが、愛と破壊の逃避行《ハネムーン》を強く印象づけている。

『ザ・ブライド!』は2026年4月3日公開。