結婚発表の高杉真宙がトナカイ姿で子どもたちを笑顔に『架空の犬と嘘をつく猫』感動映像

#伊藤万理華#架空の犬と嘘をつく猫#森ガキ侑大#高杉真宙

(C)2025 映画「架空の犬と嘘をつく猫」製作委員会
『架空の犬と嘘をつく猫』
『架空の犬と嘘をつく猫』

クリスマス・イブ、絵本の読み聞かせが照らす“機能不全家族”の小さな希望

高杉真宙が主演を務め、森ガキ侑大監督が手がけた最新作『架空の犬と嘘をつく猫』より、本編映像が解禁された。高杉と伊藤万理華がクリスマス・イブに子どもたちへ絵本の読み聞かせを届ける様子が描かれ、トナカイとサンタに扮した2人の姿もお披露目されている。

・高杉真宙がうつむきながら家族を思う——『架空の犬と嘘をつく猫』映画祭限定ビジュアル解禁

・【動画】【祝結婚・高杉真宙】主演映画からXマスムード盛り上げる本編映像を公開/映画『架空の犬と嘘をつく猫』

弟の死をきっかけに現実から目を背けてしまった母親をはじめ、家族それぞれが“不都合な真実”を避け、嘘を重ねながらも共に生き続ける——そんな“機能不全”の羽猫家が歩んだ約30年を描く本作。不完全で、厄介で、それでもどこか愛おしい家族の姿を、森ガキ監督が丁寧にすくい取り、見る者の心に温もりとささやかな希望を届けてくれる。

原作は『川のほとりに立つ者は』で本屋大賞にノミネートされた寺地はるなの同名小説。脚本は『浅田家!』(20年)で日本アカデミー賞脚本賞を受賞した菅野友恵が担当する。

『架空の犬と嘘をつく猫』

(C)2025 映画「架空の犬と嘘をつく猫」製作委員会

主人公・羽猫山吹(はねこ・やまぶき)を演じるのは、映画『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』(25年)や『盤上の向日葵』(19年)、テレビドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」など出演作が相次ぎ、現在大活躍中の高杉真宙だ。12月23日に波瑠との結婚を発表したことでも話題を呼んでいる。

そのほか、山吹の幼馴染で恋人となる佐藤頼役を伊藤万理華、山吹の初恋の相手・遠山かな子役を深川麻衣が演じるほか、母・雪乃役に安藤裕子、姉・紅(べに)役に向里祐香、父・淳吾役に安田顕、祖母役に余貴美子、祖父役に柄本明。また、お笑いタレント・脚本家・女優と多彩な顔を持つヒコロヒーや、本作の舞台となった佐賀出身のはなわなど、バラエティに富んだ出演者たちが脇を固めている。

今回紹介するのは、高杉演じる山吹と伊藤演じる頼が、それぞれトナカイとサンタに扮し、子どもたちに絵本の読み聞かせをプレゼントする、この時期にぴったりの本編シーンだ。2人がクリスマス・イブに訪れたのは、子どもたちが集まるこどもハウス「ひだまり」。そこでは、ささやかながらも幸せそうなクリスマスパーティーが開かれており、頼の「はーい、読み聞かせはじまるよー!」という掛け声とともに、子どもたちの楽しそうな声が響きわたる。

『架空の犬と嘘をつく猫』

サンタ姿の頼は、プレゼントがたくさん入りそうな白い大きな袋から絵本を取り出し、さっそく読み聞かせを始めようとするが、子どもたちがすでに知っている絵本ばかりになってしまっていた。子どもたちの前で困り果てる頼。そこに助け舟を出したのが、トナカイ姿で頼の様子を見守っていた山吹だ。

「みんなー、くま人間って知っとる?」と頼の隣に移り、画用紙とペンを手に取って子どもたちに話しかける山吹。即興でオリジナルのキャラクターを描き上げ、その場で考えた架空の物語の世界へと子どもたちを惹き込んでいく。

映像では、心地よい山吹の声に合わせて絵本の世界が広がり、優しいタッチで描かれる“くま人間”の物語が映し出される。少し切なく、それでいて温かな気持ちになれるオリジナルストーリー“くま人間”は子どもたちにも大人気。隅っこで一人本を読んでいた子までもが興味を示し、優しさで周囲を包み込む山吹の温もりが伝わるシーンとなっている。

今回で共演3度目となる高杉と伊藤は、現場でも役柄さながら、和やかな雰囲気で撮影に臨んでいたという。森ガキ監督は、「もともと別作品でもご一緒されていたようで仲が良いんですが、2人とも似ているんです。山吹も頼も本音が言いにくい受け身で、不器用。初日にプロデューサーと4人でご飯に行ったら、2人ともすごく寡黙で(笑)。役そのままでしたね」と語り、微笑ましい裏話を明かしている。

クリスマス・イブとなる24日には、高杉演じる〈トナカイ〉山吹と、伊藤演じる〈サンタ〉頼による絵本の読み聞かせ映像に加え、高杉がトナカイ姿を楽しむ貴重なオフショットもあわせて解禁された。

『架空の犬と嘘をつく猫』は2026年1月9日より全国公開。