長尾謙杜、涙で語る「地獄に堕ちたって」——愛と疑惑が交錯する『恋に至る病』WEB映像解禁

ピュアな恋と危うい支配の狭間で揺れる、“最も刺激的な”ラブストーリー

長尾謙杜と山田杏奈をW主演に迎え、斜線堂有紀の小説を映画化したラブストーリー『恋に至る病』。本作のピュアな側面と刺激的な側面それぞれにフォーカスしたWEB限定映像2種と、ファイナルビジュアルを紹介する。

・長尾謙杜「皆さんも“恋に至る病”にかかってください！」 初披露に喜びと感謝のメッセージ

本作は、ミステリ・サスペンスジャンルと恋愛ジャンルを縦横無尽に横断する俊英作家・斜線堂有紀による同名小説を映画化。興行収入13億円の大ヒット作『月の満ち欠け』（22年）で第46回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した廣木隆一監督がメガホンをとる。

内気な男子高校生・宮嶺と学校中の人気者・景。不器用で一途な初恋、やがて交わした約束。「どんな私でも守ってくれる？」。しかし、同級生の不審死がふたりの周りで続発し、宮嶺は恐ろしい疑惑を抱く。「もしかして君は、人を殺したの？」。それでも、抑えることができない彼女への気持ち。衝撃のラスト、その先で明かされる“彼女の宮嶺への想い”とは？

内気な男子高校生・宮嶺望を演じるのは、長尾謙杜。昨年、初のアジアツアーを大成功させた人気グループ「なにわ男子」の最年少メンバーであり、俳優としても活躍がめざましい。今年だけでも『室町無頼』への出演や『おいしくて泣くとき』での劇場用映画初主演、『俺ではない炎上』など話題作の公開が続く、いま最も旬な若手俳優のひとりだ。

宮嶺が出会い、初恋に落ち、人生を大きく変えることになる少女・寄河景を演じるのは、山田杏奈。第48回日本アカデミー賞で優秀助演女優賞と新人俳優賞のW受賞を果たし、確かな演技力に定評のある彼女が、複雑な2面性をもつヒロインを演じる本作は、まさに映画ファンが山田杏奈に期待する“待望の役どころ”と言えるだろう。

先日、完成披露試写会が都内で開催され、W主演の長尾謙杜と山田杏奈、前田敦子をはじめとするキャスト陣、主題歌を担当するSaucy Dogの石原慎也、そして廣木隆一監督が集結した。満員の会場の中、一足先に映画がお披露目され、公開まで残り2週間となった今、さらなる盛り上がりを見せている。

(C)2025『恋に至る病』製作委員会

このたび、本作よりファイナルビジュアルが解禁された。澄んだ目でこちらを見据える宮嶺（長尾）、その頬にそっと手を添え、強い視線を向ける景（山田）。彼女の手は、愛おしく触れているようにも、宮嶺を操りコントロールしているようにも見える。青く輝く蝶が景の片目を隠し、美しさの中に不穏さが漂うファイナルビジュアルのコピーは「この恋は、純愛か洗脳か―」。

不器用で一途な恋から始まるラブストーリーでありながら、「僕の恋人は殺人犯でした」という事実が明かされ、恋そのものに疑念を抱かざるを得ない人物描写とストーリー展開を、このコピーが象徴している。ふたりの恋は純愛なのか、それとも洗脳なのか——。切なすぎるラスト4分に明かされる景の本心を知ったとき、観客はその答えにたどり着く。

さらに、“最もピュアで刺激的なラブストーリー”を謳う本作のピュアな側面と刺激的な側面、それぞれにフォーカスしたWEB限定映像2種が解禁された。

WEB限定映像「恋愛編」では、「地獄に堕ちたって、世界中の人が景を許さなくたって―」と涙声で語りかけ、好きな人をまっすぐに想い続ける宮嶺のセリフから始まる。「恋人が殺人犯である」と知ってもなお、それでも景を愛し続ける宮嶺。Saucy Dog書き下ろしの主題歌「奇跡を待ってたって」が感情を揺さぶり、“ただ君が好きなんだ”という純粋すぎる気持ちがあふれ出す。大きな闇を抱えながらも、好きであることをやめないふたりがたどり着く、切なすぎるラスト4分とは。

一方、「疑惑編」では、ファイナルビジュアルと同様に「この恋は、純愛か洗脳か―」というコピーから幕を開ける。“同級生の不審死”“殺人”“マインドコントロール”といったキーワードが画面を埋め尽くし、恋人・景が抱える“闇”の存在が浮かび上がる。「すごくない？　自分で手を下さなくても人を死に追いやれるなんて」という景の言葉と、うろたえる宮嶺の様子から、純粋な恋に潜む“病”がにじみ出す。ラスト4分で明かされる彼女の本心とは何か。強い意志を宿した表情で、景が見据える先には一体何があるのか——。

トーンもジャンル感もまったく異なる2種の映像は、本作がラブストーリーでありながら、純愛と闇の2面性を孕んだ唯一無二の映画であることを鮮烈に伝えている。「純愛か洗脳か」——突きつけられる危うすぎる問いが、公開を前にさらなる熱を呼び起こす。

好きという恋心を抑えられず、それでも忍び寄る“病”と“闇”。果たして、この先に待つ“ふたりだけのラスト”とは——。この秋、最もピュアで刺激的なラブストーリーが描く、切なすぎるラスト4分を、ぜひ劇場で確かめてほしい。

『恋に至る病』は2025年10月24日より全国公開。