菊池風磨「リアルでも友だちになれてよかったと思います」“最後”のスペシャル対談で大森元貴との共演振り返る

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大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)と菊池風磨(timelesz)が映画初主演でW主演を務めた『#真相をお話しします』。大ヒットとなった本作の、最後のスペシャル対談が公開された。

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『#真相をお話しします』は超無敵な映画

前代未聞の暴露(ゴシップ)系エンターテイメントと銘打たれた本作は、邦画実写週末観客動員ランキング初登場 No1 (4月25日~4月27日 興行通信社調べ)の、公開から62日間で、興行収入20.8億円、観客動員数155万人を突破するヒットとなった。

さらに多額の報酬をかけた生配信チャンネルが舞台となることもあり、映画独自のYouTubeチャンネル「#真相の部屋」をたちあげ、主演の大森元貴・菊池風磨の対談を配信してきた。

こちらもチャンネル登録者数が27.4万人、総再生回数が1億7000万回を突破し、多くのファンに鑑賞されてきた。

その最後の対談がこのたび公開された。これまでを振り返ってふたりはこのような会話をする。

(C)2025 映画「#真相をお話しします」製作委員会

菊池 すてきな出会いがたくさんあったなと思います。このお話しをいただいたのは2年前くらいですけど、あのタイミングでなかったら、大森くんとここまで仲良くさせてもらってなかったのではないかって。あれより前でも後でもなくて、良いところにスポっと機会がハマった感じ。わかる?

大森 わかるよ。出会うべく人にはちゃんと出会うんだなっていうのはタイミングとして僕も思いました。ミセス大森とtimelesz菊池って超ポップコーンムービーだと思われると思うわけ。「今流行りの2人が主演やっています!」「客引きでしょ!」と思われてしまうけど、映画の内容が本当にそれをもトリックにできている。より多くの人に見てほしい映画だったから、全部が神がかっていたなと思う。無駄なことがひとつもなかった。僕はそれがとても嬉しいんだよね。全部がトリックだった。

菊池 そうだよね。今大森くんとこれを出来たっていうことが、この上なく意味があることだったんだなと思う。だからこそ、最後の「選べ」で急にお客さんが当事者にさせられる感じ、あの説得力が増している気がする。いつの間にか自分たちも当事者になっていた、させられていたということが、唐突じゃなくて。全部がよかったよね。

大森 その「選べ」も、撮影は夏だったけど公開が4月で。ネットって移り変わりが早いから、公開時はSNSの情勢が変わっていると思ったんだ。撮影では5パターンくらい撮ったほうがいいんじゃないの?と話して、5パターン撮ったもん。あとは編集の時に時代の背景に合わせて好きなものを選んでくださいって話したのを覚えてる。そういうことを含めてSNSに関して高い感度をもってやれたことがチームも含めてとてもステキだった。

息の合った会話。映画についても、ふたりの意見は一致する。

大森 最後がどうなったのかっていうのは伝えたいメッセージの範疇ではないと思っていて。この映画を見て、映画としてはある側面から語ればとても乱暴な終わり方をする映画でもあるし、でもそれに対する抱きとか、「あれは映画じゃなかった」とか、「すごい考えさせられた」とか、「怖かった」とか、色々な意見があると思うんだけど、この『#真相をお話しします』が描きたかったことの縮図が全部起こっている。だから超無敵な映画だと僕は思っていて。どの意見、どの感想、どの評価もこの映画を表している。それが全部正解だし、間違っていることはなにもないし。すごい映画だったんだなと思った。

菊池 大森くんからもあったけど、「客引きだ」とか言われてもそこから成功しているというか。一手目から。

大森 その通り。それがいち表現者としての大事なスキルの一個であって、ちゃんと見てくれている人がいるっていうことは誇りに思っているから、それを「どうぞこの映画のためのトリックに使ってくれ」って僕は思っていた。

菊池 たしかに。それを全部考えてなのか、声をかけてくださったスタッフさんたちには本当に感謝しています。

大森 いいトリックだった。これはやっぱり風磨くんでなかったら桐山は誕生していなかったと思うし、不思議なW主演だったけど、ものすごく大切なW主演だったなって思う。風磨くんと仲良くさせてもらって、『#真相をお話しします』を背負っているけど、いち個人としては友だちができてよかったなという機会でした。

菊池 僕もそう思います。大森くんでないと鈴木ではないし。とてもいい経験をさせてもらいました。その出会いが一番大きかったと思う。鈴木と桐山もこんな感覚だったのかな? そこも友だちになれてよかったし、リアルでも友だちになれてよかったと思います(笑)。

『#真相をお話しします』は現在公開中。