北川景子、感情高ぶり小道具を破壊! 怒りと悲しみを全身で体現した“地球儀投げ”

#Snow Man#ナイトフラワー#佐久間大#内田英治#北川景子#森田望智#渋谷龍太

(C)2025「ナイトフラワー」製作委員会
『ナイトフラワー』
『ナイトフラワー』

森田望智とのシスターフッド、涙のクランクアップが胸を打つ

主演・北川景子×監督・内田英治が贈る感涙のヒューマン・サスペンス『ナイトフラワー』。第50回報知映画賞で主演女優賞&助演女優賞をW受賞した本作より、笑顔と涙のクランクアップを収めたメイキング映像が解禁された。

・北川景子、佐久間大介らが参加した『ナイトフラワー』スペシャルトーク 胸を打つシーンの裏側とは

本作は、内田英治監督が自ら『ミッドナイトスワン』(20年)に続く“真夜中シリーズ”と位置づける衝撃のヒューマン・サスペンス。借金取りに追われながら東京へ逃げてきた母親が、2人の子どもの夢をかなえるためにドラッグの売人になることを決意し、危険な世界へと足を踏み入れていく姿を描く。

借金取りに追われ、2人の子どもを抱えて東京へ逃げてきた夏希は、昼夜を問わず働きながらも、明日食べるものにも事欠く生活を送っていた。ある日、夜の街で偶然ドラッグの密売現場に遭遇し、子どもたちのために自らドラッグの売人になることを決意する。

そんな夏希の前に現れたのは、孤独を抱える格闘家・多摩恵。夜の街のルールを何も知らない夏希を見かね、「守ってやるよ」とボディガード役を買って出る。2人はタッグを組み、夜の街でドラッグを売りさばいていく。ところが、ある女子大生の死をきっかけに、2人の運命は思わぬ方向へと狂い始める——。

『ナイトフラワー』

(C)2025「ナイトフラワー」製作委員会

主人公・永島夏希を演じるのは北川景子。夏希のボディガードとして、彼女とシスターフッドを繰り広げる格闘家・芳井多摩恵役には森田望智。共演にはSnow Manの佐久間大介、本作で俳優デビューを飾る人気バンド・SUPER BEAVERのボーカル、渋谷龍太。さらに、渋川清彦、池内博之、田中麗奈、光石研らが脇を固める。

今回紹介するメイキング映像は、1人で2人の子どもを育てる夏希が、早口の関西弁で子どもたちを急かし、自転車に乗せる朝のシーンから始まる。身なりなど構っていられないというように、ほぼすっぴんの北川がナチュラルな関西弁を繰り広げ、母親の忙しない朝の風景を描き出していく。

続くシーンでは、生活のために昼夜問わず働く夏希が、パート先の上司からネチネチとハラスメント発言を受け、ついに我慢の限界に。嫌味の矛先が子どもたちに向いた瞬間、夏希の表情がスッと冷え、次の瞬間「うるさいねん!」と絶叫し、作業途中だった地球儀を力いっぱい投げつける。カットがかかると、思わず感情が高ぶってしまった北川が、「ごめんなさい…!」と我に返る場面も。子どもを思う母親像を体現しながら、座長としての頼もしさも感じさせる圧巻のシーンとなっている。

『ナイトフラワー』

そしてオールアップの瞬間を迎えると、感極まった子どもたちが泣き出す中、実生活でも姉弟を育てる北川は、「夏希ほどではないですが私も日々追い立てられるように生活しているので、夏希には共感しやすかったです」と語った後、共演の森田を見つめながら「森田さんも半年も前から頑張ってくださって…」と続け、気付けば大量の涙があふれ出した。これには森田も「泣いちゃう! せっかく我慢してたのに!」と瞳を潤ませた。

本作のほか、ドラマ『あなたを奪ったその日から』、連続テレビ小説『ばけばけ』、映画『未来』(06年5月公開予定)など、これまでの北川の品行方正なイメージを覆す役柄への挑戦が続く。母親としての経験を積み、俳優としての存在感をさらに広げる彼女から今後も目が離せない。モラルや正論を超えて突き進む1人の母親の力強い生きざまと、その奥に息づく深い愛の物語を、ぜひスクリーンで味わってほしい。

『ナイトフラワー』は現在公開中。