真実はネットにしかないのか? ワクチンめぐるヤバすぎる拡散…成田凌、沢尻エリカの狂気が暴走する社会派衝撃作

##拡散#山谷花純#成田凌#沢尻エリカ#淵上泰史#白金#赤間麻里子

(C)2026 #VIRAL PRODUCTION COMMITTEE
『#拡散』
『#拡散』

ワクチン後の急死、奇跡の1枚、SNSの闇に飲まれる男の行き着く先とは

ワクチンを接種した翌日に妻が死んだ。悲しみは、いつしか疑惑へ──映画『ゴールド・ボーイ』(23年)で製作総指揮をとった白金(KING BAI)が自ら企画し監督も務めた映画『#拡散』より、特報映像と追加キャストが解禁された。

・沢尻エリカも出演、成田凌が“反ワク”の象徴として利用される介護士役の『#拡散』は「かなりチャレンジングな内容」

コロナ禍を乗り越えてもなお、真偽不明な怪情報やフェイクニュースが世にあふれ、ネット上では瞬く間に拡散され、真実が覆い隠されていく時代。現代社会のカオスな実像を、空恐ろしくなるほどのリアリティと圧巻のエネルギーで痛烈に描き切った、衝撃のヒューマンドラマが誕生した。

生活者である浅岡信治という“私たちの分身”が変貌していく一部始終を鮮やかに演じるのは、『愛がなんだ』(19年)から『窮鼠はチーズの夢を見る』(20年)、『くれなずめ』(21年)『雨の中の慾情』(24年)まで、唯一無二の存在感とアプローチで知られる成田凌。そんな信治を焚きつける記者・福島に扮するのは、初主演舞台『欲望という名の電車』に続き、来年には新たな舞台『ピグマリオン』の主演が発表された沢尻エリカだ。

『#拡散』

(C)2026 #VIRAL PRODUCTION COMMITTEE

今回解禁された特報では、ワクチン接種後に妻が亡くなったこと、そして遺影の写真が“奇跡の1枚”として新聞に掲載されたことで、主人公・信治が時代の寵児となり、哀しみとは別の感情が芽生え、その結果として何らかの事件に巻き込まれていく様が描かれている。狂気が蔓延する時代と社会に踊らされ続けた男が、混沌の果てに何を見たのか――。信治が妻の死をきっかけに人生を大きく変えていく様を描いた社会派サスペンスである本作。謎に包まれたクライマックスに期待したい。

富山でオールロケを行った本作。ワクチンを接種した“医者・高野”に『マイホームヒーロー』(25年)やNetflix最新ドラマ『イクサガミ』で剣客・桜を演じた好演が記憶に新しい淵上泰史、成田扮する気弱で優柔不断な夫を尻に敷くユーチューバーの妻に、マドリード国際映画祭2019最優秀外国語映画主演女優賞の受賞歴を持つ山谷花純、“商店街の謎の婦人”にはTikTokショートでの怪演で知られる赤間麻里子が抜擢されている。

また、“反ワクチンの象徴”となった信治に傾倒する男たちには、船ヶ山哲、DAIKI、高山孟久といった個性的で魅力的な俳優陣を起用。多彩な面々が脇を固め、登場人物それぞれの「真実」と「傷」を繊細かつ克明に刻み付けている。

『#拡散』

■淵上泰史(医者・高野役)

あの時、誰しもが経験した出来事。希望と絶望、何を信じ、どう行動していけば良いのか…。虚実が入り混じった事実。それを素晴らしい脚本に。とにかく良い映画にしたいと言う想いが強くなりました。その想いとともに、富山の雄大な景色がこの映画にエネルギーを与えてくれています。映画『#拡散』、ぜひともお楽しみに。

■山谷花純(浅岡信治の妻・明希役)

久しぶりに受けたオーディションで見つけて頂きました。夢現のような世界での当事者役。共感と同じ温度の疑問提示を投げかける作品になっていると思います。1人でも多くの方々へ届きますように。

■赤間麻里子(謎の婦人・氷川京子役)

SNSは、いまや社会の“もうひとつの現実”になりました。事実よりも、速度や「おもしろさ」が優先され、真実が上書きされていく。この作品に関わり「情報」よりも「人間」を見失わないことの難しさや「発信」と「沈黙」そのどちらに責任があるのかを改めて考えました。ぜひスクリーンで、その“現実”を目撃してください。

『#拡散』は2026年2月27日より全国公開。

INTERVIEW