BE:FIRST・LEO、カンヌが認めた26歳の新鋭監督作に音声ガイド・ナレーションで参加

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『見はらし世代』
(C)2025 シグロ / レプロエンタテインメント
『見はらし世代』
『見はらし世代』

ミュージシャンとして培った感性が語りに息づく

BE:FIRSTのLEOが、黒崎煌代の初主演映画『見はらし世代』の音声ガイド・ナレーションを担当することが明らかになった。ミュージシャンとしてのLEOが“声”で映画の世界を伝えるのは、今回が初となる。

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本作は、世界の注目を集める新鋭・団塚唯我監督の長編デビュー作。今年5月、第78回カンヌ国際映画祭〈監督週間〉に出品され、日本人として史上最年少となる26歳での快挙を果たした。

主人公の青年・蓮と、結婚を前に将来に迷う姉。さらに、母の死をきっかけに姉弟と距離を置いていた、ランドスケープデザイナーの父。渋谷の街を舞台に、それぞれの“再生”を描く本作は、家族という普遍的な関係のかたちを見つめながら、都市の再開発がもたらす変化と心の揺らぎを繊細に映し出す。

主人公・蓮を演じるのは、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』で俳優デビューを果たし、『さよなら ほやマン』で映画デビュー、日本批評家大賞新人賞を受賞した若き技巧派俳優・黒崎煌代。

父・初を演じるのは、悪役からコミカルな役まで幅広く演じ、多数の作品で存在感を発揮する遠藤憲一。母・由美子役をドラマ・映画・舞台・モデルと幅広い分野で活躍する井川遥、姉・恵美役を数々の映画新人賞に輝く若手実力派の木竜麻生が務める。

『見はらし世代』

今回、LEO(BE:FIRST)が、本作の音声ガイド・ナレーションを担当することが発表された。ミュージシャンとしてのLEOが“声”で映画の世界を伝えるのは今回が初めて。彼の柔らかく芯のある語りが、スクリーンの向こうに広がる風景を鮮やかに描き出す。

音声ガイドとは、登場人物の動きや表情、情景など、映像だけでは伝わらない“画の情報”を言葉で届けるもの。視覚に障害のある人や見えにくい人が映画を楽しむためのサポートとして、日本では年間100本以上の作品が対応している。本作の音声ガイドは、2025年10月17日よりUDCastアプリにて配信開始予定となっている。

LEOは今回の参加について、「目が見えない、また見えにくい皆さんを『見はらし世代』の世界にご案内したい」と語り、ナレーションを快諾。その声は、作品が描く青春の繊細な心の揺らぎをすくい上げ、まるで“声の演技”で映画を体感するような、これまでにない没入体験をもたらす。

本作の音声ガイドは、視覚障害者だけでなく一般の観客にも新しい楽しみ方として推奨されており、映像を“聴く”ことで、登場人物の感情や場面の空気をより深く味わうことができる。

LEOは監督の団塚唯我、主演の黒崎煌代と同世代。同じ時代を生きる若いクリエイターたちが描く瑞々しい感性に強く共感し、今回のコラボレーションが実現した。

音声ガイドは2種類用意されており、LEO(BE:FIRST)版に加えて、俳優・河井青葉によるバージョンも配信される。河井は団塚監督の前作短編『遠くへいきたいわ』に出演しており、その縁から再びナレーションとして作品に参加。利用者は好みに応じて、どちらの“声”で映画を楽しむかを選ぶことができる。

■BE:FIRST LEO

今回、『見はらし世代』の音声ガイドを務めたBE:FIRSTのLEOです。

この作品は、どんな人でも1人の人間であり、傷つけ、傷つきながら今日を生き、過去に囚われながらも必死に明日を見つめて生きていかなきゃいけない。それが誰かから見れば、不正解と言われるような形であろうとも、それでいいんだよと、それが君の人生そのものなのだからと、色んな感情を全て抱きしめてくれる作品だなと感じました。

僕のように不器用ながらも今日を生きる色んな人に届いて欲しいなと思える作品で、そんな作品がより多くの人に届くよう、お力添えできたことを嬉しく思います。

目が見えない方や目が見えにくい方々にも、作品を楽しんでもらえるように、この作品が届くように精一杯やらせていただきました。

そしてこの作品を通して、より多くの方に合理的配慮の提供というものがあることも知っていただけたら嬉しいです。

『見はらし世代』は現在公開中。