【興収レポート】盛り上がりを見せた夏興行に続く9月、引き続き『劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来』が好調だ。週末興行ランキングでは9月14日まで9週連続1位を獲得。19~21日の週末は2位に後退したものの、26~28日も2位。9月28日時点の興収は350.6億円で、歴代興収ランキング2位『千と千尋の神隠し』(316.8億円)を超えている。歴代1位『無限列車編』の興収404.3億円に向けて、着実に興収を伸ばしている。
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リピーター客の獲得に一役買っているのが入場者特典。公開時から始まった入場者特典は9月に入ってからも内容を変えて配布が続いており、8月30日~9月12日は第4弾「スペシャルインタビューブック」、9月13日~19日は第5弾「キービジュアル イラストボード」、9月20日~10月3日は第6弾「パンフレット副読本~決戦編~」が配布された。
9月の月間興収1位は『チェンソーマン レゼ篇』。22年にテレビアニメ版が放送された人気コミック「チェンソーマン」の人気エピソード「レゼ篇」を映画化。テレビアニメの最終話からつながる物語で、主人公デンジが偶然出会った謎の少女レゼに翻弄される姿を描く。9月19日から公開され、19~21日の週末興行ランキングでは『鬼滅の刃』を押さえて1位を獲得。26~28日も週末も1位で、28日時点の興収は29.9億円を記録している。
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2位は『ブラック・ショーマン』。一流マジシャンが殺人事件の謎に挑む姿を描いた、東野圭吾の人気ミステリー小説『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』を福山雅治主演で映画化。
3位は『映画キミとアイドルプリキュア♪ お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!』。「プリキュア」シリーズ22作目で、25年2月から放送のテレビアニメ『キミとアイドルプリキュア♪』の劇場版。
8月29日から公開された『8番出口』は9月28日時点で42.5億円。今年公開の邦画実写では『国宝』(154億円)、『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション』(51.2億円)に次ぐ3位となっている。
なお『国宝』は9月に入ってからも着実に興収を伸ばし、9月28日時点で154億円。邦画実写の興行収入ランキング1位『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(173.5 億円)にあと20億円あまりに迫っている。(文:相良智弘/フリーライター)
[2025年8月の公開作ランキング]
1位『チェンソーマン レゼ篇』29.9億円
2位『ブラック・ショーマン』17.3億円
3位『映画キミとアイドルプリキュア♪ お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!』9.2億円
(ムビコレ調べ/9月28日時点 )
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