岡田将生「一生忘れない時間になった」 ヴェネチア映画祭『果てしなきスカーレット』公式上映レポート
#ヴェネチア国際映画祭#岡田将生#果てしなきスカーレット#細田守#芦田愛菜
現地時間の2025年9月4日、第82回ヴェネチア国際映画祭【アウト・オブ・コンペティション部門】に選ばれた細田守監督の最新アニメーション映画『果てしなきスカーレット』の公式上映が行われた。
・芦田愛菜と岡田将生がヴェネチア映画祭の会見で『果てしなきスカーレット』への思いを激白!
10分を超える鳴りやまないスタンディングオベーション
細田作品はこれまで、2010年『サマーウォーズ』でベルリン国際映画祭、2021年『竜とそばかすの姫』でカンヌ国際映画祭(※2018年『未来のミライ』は監督週間)に選出。今回、『果てしなきスカーレット』がヴェネチア国際映画祭に選出されたことで、世界三大国際映画祭すべてに選出されたことになる。
(C)KAZUKO WAKAYAMA
(C)KAZUKO WAKAYAMA
映画祭のメイン会場である「パラッツォ・デル・シネマ」にある「Sala Grande(サラ・グランデ)」にて行われた公式上映は、全1032席のチケットが発売開始後わずか20分間で完売するという異例の事態となった。
世界中が待ち望んだ『果てしなきスカーレット』ワールドプレミア上映は、細田監督が本編の制作にあたって「挑戦した」と熱く語っていた、日本のアニメーション表現をそのまま立体的にしたようなグラフィックや、細部まで緻密に描かれた背景や建造物、雲などの圧倒的な映像美の連続、さらにこの重厚な作品をしっかりと支える日本を代表する俳優陣らの迫力のある熱演ぶりに、会場は一気に作品世界へと引き込まれていくのがうかがえた。
(C)KAZUKO WAKAYAMA
本編終了後、エンドロールの最中から拍手と歓声が巻き起こり、10分を超える鳴りやまないスタンディングオベーションが巻きおこった。
会場を訪れた細田守監督、スカーレット役の芦田愛菜、聖役の岡田将生は固い握手を交わし、観客に向けて手を振ったり、会釈をして感謝の気持ちを伝えるなど、作品が受け入れられた喜びを噛みしめていた。
(C)2025 スタジオ地図
観客からは「アニメーションの表現も、前作と比べてすごく進化していると感じました。手描きとは違った、より立体感のある表現がとても綺麗だと思いました」(30代女性)、「“生と死”が混じる混沌とした世界から始まった物語が、あのようなフィナーレを迎えることに大変感動し、泣いてしまいました」(20代女性)、「平和を大事にし、争いや復讐を止め、人と人との繋がりを大事にしようというメッセージが、楽しく面白く表現されていて、そのメッセージ性が素敵でした」(10代女性)といった絶賛のコメントが。
世界初上映を終えた細田守監督は「みんなに届いた感じがすごくわかって、届いたよって拍手をして伝えてくれたので、それがすごく嬉しかったです!」と会場の反応を受け、興奮冷めやらぬ様子でその喜びを表現した。
また、芦田は「皆さんと一緒に、同じ場面で同じ瞬間に見ることができて、すごく楽しかったですし、上映後に笑顔で拍手をしてくださったその笑顔が嬉しかったです」、岡田も「この空間が幸せ過ぎて、ダイレクトに見てくださった方々の映画に対する想いが伝わってきたので、すごく嬉しかったです。一生忘れない時間になったと思います」と笑顔で語った。
(C)KAZUKO WAKAYAMA
『果てしなきスカーレット』は2025年11月21日より全国公開。
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