北野武の名作『キッズ・リターン』の10年後を平岡祐太×三浦貴大で描く!

『キッズ・リターン 再会の時』
(C) 2013『キッズ・リターン 再会の時』製作委員会
『キッズ・リターン 再会の時』
(C) 2013『キッズ・リターン 再会の時』製作委員会

ボクシングに打ち込む2人の高校生の成長を綴った北野武監督の名作『Kids Return キッズ・リターン』(96年)。この2人の10年後の再会を描いた『キッズ・リターン 再会の時』が今秋、公開されることが明らかになった。

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前作で安藤政信が演じていたシンジを演じるのは平岡祐太、金子賢が演じていたマサルを三浦貴大が演じ、北野監督の下で助監督をつとめていた清水浩が監督している。

本作では原案を担当したビートたけしは「清水監督のイメージに沿って自由にやってみればいいんじゃない。映画は基本的に監督のものだからさ。後は1人でも多くのお客さんに喜んでいただければ」とコメント。一方、清水監督は「若者2人のリターンマッチに挑む姿を描きました」と、映画に込めた思いを語った。

キャストの平岡は、徹底的にボクシングのトレーニングに励んだことを打ち明け、「とても多くの方々から愛された伝説的な作品だと思いますので、 前作をしのぐものにしたいと考えました。男同士の固い約束や友情に、胸を熱くしてもらえたら」と語った。

また三浦は、「素晴らしい前作があり、そのファンの方も多くいるなかで、期待を裏切らないものを作り、マサルを自分がどう演じられるのかは非常に不安でした」と迷いを吐露。さらに「この作品は2人の男の物語です。2人の関係性は、あまり言葉にせず、直感で感じてもらえたらと思います。これから見てくださる方が、その関係性を自分と誰かに置き換えて見ていただけると、より楽しめるかもしれません。ぜひ、劇場で楽しんでください」とアピールした。

『キッズ・リターン 再会の時』は10月12日より全国公開される。

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