山下幸輝と京本大我が魅せる“異物感”の演技!『見える子ちゃん』ネタバレ注意の場面写真

#なえなの#ホラー#久間田琳加#京本大我#原菜乃華#山下幸輝#映画#見える子ちゃん

『見える子ちゃん』
(C)2025『見える子ちゃん』製作委員会
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中村義洋監督「今までずっと映画を作ってきて、一度もやったことがないこと」

山下幸輝、京本大我が貫き通す秘密とは? “見えないフリ”する高校生の全力無反応系エンターテイメント『見える子ちゃん』より、“全力無視”力が試されるネタバレ注意の場面写真を紹介する。

・京本大我&山下幸輝が爆笑モニタリング! 原菜乃華×久間田琳加×なえなの『見える子ちゃん』“ビビり合戦”映像

本作は、国内発行部数330万部を突破した泉朝樹によるホラーコメディ漫画を実写化した全力無反応系エンターテイメント。『仄暗い水の底から』(02年)『チーム・バチスタの栄光』(08年)をはじめ、さまざまな話題作を手がけた中村義洋監督がメガホンをとる。

・『見える子ちゃん』場面写真はこちらから!

ある日突然、霊が“見える”ようになった女子高生みこ。ヤバすぎる霊たちに囲まれたみこが選んだ生き残り術は、まさかの「見えていないフリ」。親友のハナに霊がついても、同級生のユリアに見えることがバレそうになっても、ただひたすらに全力スルー。しかし、ハナの様子がどんどん異常になっていき…。果たしてみこは「見えていないフリ」でこの危機を乗り越えられるのか?

主人公・四谷みこ役には、ドラマ・シリーズ&映画『【推しの子】』(24年)などで注目を浴びた原菜乃華。みこの親友・百合川ハナ役にはモデルや女優として多彩な才能を発揮し続ける久間田琳加。二暮堂ユリア役を、SNS総フォロワー数700万人を超え、女優業でも急成長を遂げているなえなの。さらに山下幸輝、京本大我(SixTONES)、滝藤賢一、高岡早紀、堀田茜らが脇を固める。

先日6日に公開を迎えると、青春の爽やかさが吹き抜けるホラーとコメディの融合の心地よさと、緻密に張り巡らせた“違和感”の大回収によって、脳を打つ衝撃と予想外の大感動が押し寄せる結末に絶賛の声が相次ぐ本作。7日に開催された公開記念舞台挨拶では、メガホンを取った鬼才・中村監督が目を光らせてネタバレを全力阻止して大盛り上がりを見せた“ネタバレ厳禁イベント”が話題になったが、今回は、いたるところに散りばめられた“違和感”に迫るネタバレ注意場面写真が解禁された。

【違和感①】生徒会長・昭生

主要キャラクターとして物語の冒頭から登場する山下幸輝演じる映画オリジナルキャラクターの生徒会長・権藤昭生。『ほんとにあった!呪いのビデオ』シリーズや『残穢 ―住んではいけない部屋―』(16年)でホラー表現に定評のある中村監督は、昭生の存在そのものに仕掛けられた“違和感”を自身でも相当大胆だったと振り返るとともに、この仕掛けこそが本作で最もお気に入りだと語る。

さらに「今までずっと映画を作ってきて、一度もやったことがないこと。本当にそこに存在しそうなリアリティをスクリーン上で見られるような映画作りを心がけてきたが、それらとは真逆な“こんな人いないだろう”“そんな風に喋らないだろう”というのを取り入れるのはほとんど初めて」と、あえて昭生が周囲に溶け込まないように演出したことを明かし、それに見事応えた山下を絶賛。場面写真に捉えられた校門で切ない表情で佇む昭生の存在が、なぜ大胆なのか——その答えは本編で確かめていただきたい。

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【違和感②】学園生活

誰もが疑いをも持つことがなく堂々と仕込まれた“違和感”は、すでに今年1月に公開されたティザー予告編から衆目にさらされていた。場面写真に収められた、朝の校庭と体育館。真実を知ると「確かに!」となる“違和感”がそこらかしこに仕込まれている。中村監督は「何本か過去に一緒にやっているプロデューサーは試写を見て、『監督、どうしちゃったんだ?』と思ったらしいです。『中村監督、演出ちょっと下手になった?』と思って最後まで見てくれたから狙い通りで良かったです」とニヤリ。この真実を知れば、2度目の鑑賞では学園生活の“違和感”から目が離せなくなること間違いない。

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【違和感③】善に憑く“女性の霊”

ミステリアスな雰囲気を漂わせながら登場し、クラスの女子たちを色めき立たせた京本大我演じる代理教師・遠野善。みこの目にははっきりと“見える”、禍々しい気配を放ちながら善の背後にぴったりと憑き、善に近づく女子生徒がいれば恐ろしい邪気をまとい「見ないでよ」と呪うように言葉を吐く女性の霊。

原作に登場する善の物語について、原作者・泉朝樹と話した際に「相当リサーチした上で描いていらっしゃるということがわかった」と語る中村監督は、自身でもリサーチを重ねて善のセリフと予想外の結末へとつながっていく脚本を緻密に作り上げた。本作のホラーコメディの枠に収まらない物語の深みが、善の背負う影に込められているが、果たして場面写真から“女性の霊”の正体に気づくことができるか?

『見える子ちゃん』

『見える子ちゃん』は現在公開中。