余命1年のシングルマザー、涙ながらに息子へ伝えた言葉とは…母と“天才相撲少年”の5年間に密着

#TBSドキュメンタリー映画祭2026#ドキュメンタリー

歴史的事件から、いま起きている社会の動き、市井の人々の日常、注目のカルチャーまで、TBSテレビおよびJNN系列局の記者・ディレクターたちが現場で掴み、魂を込めて世に送り出してきたドキュメンタリーの情熱が結実する場として注目を集めてきた「TBSドキュメンタリー映画祭」が開催される。今回は、「ライフ・セレクション」にラインナップされた『バース・デイ劇場版 余命1年のシングルマザー ~天才相撲少年への遺言~』など7作品の予告編を紹介。

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オカン、年は越せない……

2021年のスタート以降、回を重ねるごとに観客動員を伸ばし、年々その熱量と注目度を高めてきた本映画祭は、2026年で第6回を迎える。上映作品への反響は映画祭の枠を超え、これまでに上映後、劇場公開へと進んだ作品は20本以上。

今年の映画祭では、表現者たちを通して、新たな感性に出会う「カルチャー・セレクション」、多様な生き方や新たな価値観を見つめる「ライフ・セレクション」、現代を取り巻く重要な社会問題に迫る「ソーシャル・セレクション」の3つのテーマから、世界をもっと深く知りたくなる、珠玉の16作品がラインナップされた。

そのなかから「ライフ・セレクション」にラインナップされた7作品の予告編が公開された。

俳優・奈緒が、戦後アメリカへ渡った「戦争花嫁」たちの軌跡を辿る『War Bride2 奈緒と4人の戦争花嫁』。かつて「敵」と呼ばれた国の兵士を愛し、海を渡った4人の女性。不遇な環境の中でも自ら道を切り拓き、たくましく生きる女性たちの原動力に奈緒が迫る。

将来の横綱候補と言われる天才相撲少年・豊田倫之亮くんを追った『バース・デイ劇場版 余命1年のシングルマザー ~天才相撲少年への遺言~』では、女手ひとつで育ててくれた母との5年間の日々に密着。ある日、誰よりも応援してくれていた母にがんが見つかり、余命一年と告げられる。予告編では「オカン、年は越せない」と、涙ながらに母から息子へ余命宣告を伝える場面を捉えている。

パーキンソン病を宣告されたテレビマンによるセルフドキュメンタリー『やまない症動 ー死ねない難病に挑むテレビマンの記録ー』の予告編は、30年間数々のヒット番組を手がけてきたテレビマン・増山賢が、病と真っ向から向き合うその日々を、包み隠さず記録している。治らないのなら、知りたい。やまない衝動が彼を突き動かしていく。

また、デフサッカーで世界一を目指すアスリートたちを追った『共に、世界一へ デフサッカー日本代表の軌跡』は、耳が聞こえない、聞こえにくい選手たちが集うデフサッカー日本代表の栄光と苦難の道のりを追う。彼らの姿から見えてくる共生社会に必要なものとは……。

半身まひになったことを「ラッキー」と語るフルート奏者・畠中秀幸の姿が印象的な『矛盾に抱かれて 音楽 建築 哲学 悲哀 循環』は、建築家としても活動しながら、80年前に戦争の悲劇の場所となった2つの地へ向かった彼を捉える。

JR福知山線脱線事故で奇跡的に生還した女性と、その家族の20年を見つめる『鈴木順子「私は生きる」―脱線事故20年、記憶の軌跡―』。事故直後は年齢も性別もわからないほどの重症だった鈴木順子さん。その先に待っていた壮絶なリハビリをカメラは捉える。“生きること”を諦めない順子さんと家族の記録だ。

『劇場版 盗るな撮れ~罪と少年とケーブルTV~』は、愛知県のケーブルTV局を舞台に、“少年院上がり”の新人TVマンと、破天荒プロデューサーの愛と裏切りの日々を切り取る。非行少年を迎え入れたのは、かつてお笑いコンビ「ガッポリ建設」で活動していた林龍太郎だ。

「TBSドキュメンタリー映画祭2026」は2026年3月13日より、全国6都市にて順次開催。