サンダンス映画祭NEXT部門に選出、歌舞伎町の若者を描く衝撃作が世界最速上映へ
主演・森七菜×監督・長久允の初タッグとなるオリジナル長編映画『炎上』が、第42回サンダンス映画祭「NEXT」部門にノミネート。世界最速ワールドプレミア上映も決定し、森と長久監督から喜びのコメントが到着した。
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本作は、長久監督が自らのオリジナル脚本で挑む長編映画で、映画化を目指して5年間温めてきた企画だ。多くの人物に丁寧に取材を重ねながら物語を練り上げていった経緯があり、監督はその出発点について「新宿歌舞伎町のニュースを見て、現場を取材し、彼女/彼らの物語を書くべきだと思ったことがきっかけです」と語っている。
両親に厳しく育てられ、自分の感情をうまく表現できない主人公・小林樹里恵(通称・じゅじゅ)。家族との関係に耐え切れず家を飛び出した彼女が、SNSを頼りに辿り着いた先は新宿・歌舞伎町だった。初めて知る新しい世界の中で、さまざまな人との出会いを経て、自分の意思を持てるようになり、じゅじゅにとって唯一安心できる居場所となっていくはずだったが…。その街で彼女にいったい何が起きたのか?
本作ではリアリティを徹底的に追求し、舞台となる新宿・歌舞伎町で実際にロケを敢行。街の雑多さや光と影の空気感をそのまま物語に落とし込んでいる。
長久監督は「シリアスな物語ではあります。でもあの広場のように騒がしく、キラキラとした映画にもなっています。森さんをはじめ俳優陣の演技、カメラ・照明・美術・衣装・ヘアメイク・音楽・サウンド・編集の全てが素晴らしく絡み合っています。どうか映画館で見ていただけたら嬉しいです」とコメントを寄せている。
今回、本作が第42回サンダンス映画祭「NEXT」部門にノミネートされ、世界最速のワールドプレミア上映が決定。長久監督、主演の森七菜から喜びのコメントが到着した。
2026年1月22日から2月1日(現地時間)にかけて、アメリカ・パークシティで開催される第42回サンダンス映画祭は、世界最大級のインディペンデント国際映画祭として、これまでクエンティン・タランティーノ、ジム・ジャームッシュ、ポール・トーマス・アンダーソン、デイミアン・チャゼルといった名だたる映画監督を輩出してきた。世界中の映画ファンから支持され、独立系映画における重要な映画祭として40年以上の歴史を刻んでいる。
本作は、挑戦的で既存の枠にとらわれない作品が選ばれる「NEXT」部門にノミネートされ、現地時間1月25日に世界最速ワールドプレミア上映が行われる。第42回サンダンス映画祭の上映スケジュールなどの詳細は、映画祭公式サイトなどで順次発表予定だ。

脚本・監督を務める長久は、これまでサンダンス映画祭で3度の受賞歴を持つ。2017年公開の短編映画『そうして私たちはプールに金魚を、』で第33回サンダンス映画祭ショートフィルム部門のグランプリを日本映画として初受賞。その後、2019年公開の長編デビュー作『WE ARE LITTLE ZOMBIES』では、日本映画として初めて第35回サンダンス映画祭の審査員特別賞(オリジナリティ賞)を受賞。さらに2024年公開の短編映画『蟹から生まれたピスコの恋』でも短編映画特別監督賞を受賞している。
長久監督ならではの作家性とストーリーは世界から高く評価されており、本作でもその独自性は健在だ。丁寧なリサーチをもとに描かれた新宿・歌舞伎町で生きる若者のリアルな姿と、唯一無二の“長久ワールド”の融合は大きな見どころとなっている。4度目のサンダンス映画祭となる本作にも世界的な注目が集まっており、期待は高まるばかりだ。
長久監督は、サンダンス映画祭ノミネートについて「心から嬉しく思います。新宿の片隅で生きる一人の女性の物語が、報道や観光では見えてこないこの物語が、北米の観客の方々にどう映るのだろうか。早く現地での声を聞きたいです」とコメント。
また、主演を務める森七菜は、「映画『炎上』がサンダンス映画祭に選出されたことを光栄に思います。本作品に関わったすべての方に感謝し、皆で共に喜びを分かち合いたいと思います」とコメント。森は、映画『国宝』(25年)『フロントライン』(25年)に出演し、その存在感と演技力の高さに国内外からの評価が集まっており、本作で演じる主人公・小林樹里恵(通称・じゅじゅ)役でも、複雑な環境の中で必死にもがく若者のリアルな姿を見事に体現している。
■主演:森 七菜
映画『炎上』がサンダンス映画祭に選出されたことを光栄に思います。本作品に関わったすべての方に感謝し、皆で共に喜びを分かち合いたいと思います。初めての映画祭、日本公開を前に海外で多くの方々へ見て頂けることに胸の高鳴りを覚えています。
■監督:⻑久 允
映画『炎上』のサンダンス映画祭 2026 への選出、心から嬉しく思います。新宿の片隅で生きる一人の女性の物語が、報道や観光では見えてこないこの物語が、北米の観客の方々にどう映るのだろうか。早く現地での声を聞きたいです。
『炎上』は2026年春公開。
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