役作りで7キロ減量!『MW』舞台挨拶に玉木宏、山田孝之らが登壇

『MW−ムウ−』完成披露舞台挨拶にて。左から山下リオ、山田孝之、玉木宏、石橋凌、山本裕典
『MW−ムウ−』完成披露舞台挨拶にて。左から山下リオ、山田孝之、玉木宏、石橋凌、山本裕典
『MW−ムウ−』完成披露舞台挨拶にて。左から山下リオ、山田孝之、玉木宏、石橋凌、山本裕典
玉木の後ろに隠れて手を振る山田孝之(左から2人目)。ムービーカメラに向けたコミカルな動きで会場を沸かせた
「相棒」と大書したボードを手に、別の映画の宣伝をしているわけではないと何度も念押ししていた玉木宏

天才漫画家・手塚治虫の最高傑作とも言われている「MW−ムウ−」。圧倒的なスケール感を持つがゆえに映像化不可能と言われ続けてきたこの作品が、ついに映画化! 7月4日より全国公開となる。4月28日、この映画の完成披露試写会が都内の映画館、新宿ミラノ1で行われ、キャストの玉木宏、山田孝之、石橋凌、山本裕典、山下リオが舞台挨拶した。

オープニングでは勢い良くスモークがたかれ、5人が登場。客席から大きな歓声が挙がる中、本作で初の悪役に挑戦した玉木は、「誰もがやりたい役。イメージ力が問われる役です」と感想を述べた。繊細でシャープなキャラクターをイメージしたそうで、撮影にあたって7キロほど体重を落としたという。司会者がダイエット方法について聞いたところ、「米を食べなかったんです」と教えてくれた。

そんな玉木演じる悪役・結城美智雄の悪事に、苦悩しながらも手を貸してしまう神父・賀来を演じたのが山田。「結城(玉木)に振り回される立場なので、玉木さん……というか結城は好き勝手にやっているのでフラストレーションがすごくたまりました。悪役は楽しそうだな〜、いいな〜と……」と撮影を振り返った。

16年前、政府によって抹消された事件の生き残りである結城と賀来。世界を変えようとする結城の行動にからめ、舞台挨拶の終盤に、「世界を変えるために必要なこと」を5人がボードに書いて発表。

「変えようとする心」と素直な意見を書いたのは山下。「まずは心からじゃないかな〜」と笑顔で説明。「癒し」と書いた山本は、司会者から「漢字、間違ってませんね?」と突っ込まれると、「調べました!」と胸を張った。

「イマジン〈ジョン・レノン〉」と書いたのは、ミュージシャン出身の石橋。「(ジョン・レノンは)一番好きなアーティスト。古い歌ですが、この歌詞の中に答えが集約されていると思います」と静かに語った。そんな中、山田は、泣き顔マーク付きで「むり」と書き、「僕は世界を変えるなんて大それたことはできません」と、ちょっと困ったような顔で理由を語った。

最後を締めくくったのは玉木。「相棒」と書いたボードを見せながら、「違う映画の宣伝みたいなんですけど」と苦笑い。「人は独りでは生きられない気もするし……」と説明した後、「違う映画の宣伝ではないです」と念押ししていた。

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