世界的タンゴ歌手・冴木杏奈、初のストレートプレイ主演に意欲!

冴木杏奈
冴木杏奈
冴木杏奈
左からルー大柴、冴木杏奈、芳賀優里亜
芳賀優里亜
ルー大柴
左から高梨由(脚本・演出)、ルー大柴、冴木杏奈、芳賀優里亜、倉科遼(原作者)
冴木杏奈(左)と芳賀優里亜(右)
高梨由(脚本・演出)
倉科遼(原作者)

舞台「早春のニューヨーク〜あなたを忘れない〜」の囲み取材が5月2日、恵比寿ザ・ガーデンルームで行われ、ストレートプレイ初主演となるタンゴ歌手の冴木杏奈をはじめ、ルー大柴、芳賀優里亜、原作者の倉科遼、脚本・演出の高梨由が出席した。

舞台「早春のニューヨーク〜あなたを忘れない〜」囲み取材、その他の写真

本作は、ニューヨークと東京という別々の場所で生きてきた母と娘が、24年の歳月を経て再会し、心の中のさまざまな思いを互いにぶつけ合う姿を描いた人間ドラマ。

世界的なタンゴ歌手として有名な冴木。ミュージカルなどの舞台経験はあるが、ストレートプレイで主演をつとめるのは初めて。最初は「私が主役でよろしいのでしょうか?」と疑問を持ったというが「できることを精一杯やろうと決め、受けさせていただきました。作品の持つ温かな思いを伝えていきたいです」と意気込みを語った。

冴木演じるのぞみのパートナー役のルーは、シリアスなタッチのなか、コミカルな役柄で作品に緩急をつける。この日も「籔からスティック(棒)」「善はアーリー(急げ)」「寝耳にウォーター(水)」とルー語を連発するが、冴木や芳賀からの信頼度は抜群。冴木から「ムードメーカーで雰囲気を和ませてくれるし、とても頼りになる存在です」と絶賛されると「ホール(穴)があったら入りたい」と照れつつも「シリアスなだけではなく、純粋無垢な笑いがある。今まで生きてきたなかで、一番感動した脚本です」と作品の持つ世界観に太鼓判を押していた。

冴木の娘役を演じた芳賀は「こんなすてきな冴木さんの娘役を私がやってもいいのかな」と謙遜していたが「ルーさんとの絡みが多く、生でルー語をたくさん聞けてよかったです」と笑顔をみせていた。

先日、末期の大腸がんであることを告白した俳優の今井雅之のことが話題に上がると、ルーは「すごい俳優さん。早く良くなってまた舞台でみなさんを楽しませていただければと思います」と神妙な面持ちで舞台俳優仲間にエールを送っていた。

舞台「早春のニューヨーク〜あなたを忘れない〜」は5月3日から6日まで恵比寿ザ・ガーデンルーム、5月18日、19日に大阪・大丸心斎橋劇場にて上演される。

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