時代を鋭く見つめ続けた孤高の映画作家ロバート・クレイマー、幻の傑作を特集上映

『アイス』
『アイス』
『アイス』
『マイルストーンズ』

アメリカに、そして現代社会に向けた鋭い眼差しに定評のあった映画作家ロバート・クレイマー。ドキュメンタリーとフィクションの境界線上に現代社会の本質を見つめる作品を発表し続けた彼の、幻の傑作を上映する特集「アメリカを撃つ──孤高の映画作家ロバート・クレイマー」が、8月10日から開催されることとなった。

[動画]「アメリカを撃つ──孤高の映画作家ロバート・クレイマー」予告編

1999年に急逝したクレイマーは、60年代のヴェトナム反戦と若者たちによる時代のうねりのなかで多くの作品を発表したが、日本ではほとんど紹介されることのなかった“知られざる”存在だ。

今回、上映されるのは初期の作品で、ヴェトナム戦争が泥沼化する時代状況を鮮烈なフィクションとして描いた『アイス』(69年)と、ひとつの時代の終わりと新しい誕生の可能性を示唆した『マイルストーンズ』(75年)の2本。

40年の時を経て、オリジナル16ミリフィルムで劇場初公開される孤高の作家の足跡を、この機会に、ぜひ“目撃”してみてほしい。

「アメリカを撃つ──孤高の映画作家ロバート・クレイマー」は8月10日〜8月31日まで渋谷ユーロスペースにて開催される。

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