『南極料理人』監督が、堺雅人のおかげで良い現場になったと感謝

沖田修一監督
沖田修一監督
沖田修一監督
『南極料理人』より (C) 2009「南極料理人」製作委員会

氷点下54度、日本から1万4000キロ離れた南極を舞台にした映画『南極料理人』の完成披露舞台挨拶が6月10日に都内劇場で行われ、沖田修一監督が撮影裏話などを語った。

たった1人で登壇した監督は、「とても緊張している」と言い、「長期間に渡り関わったこの作品を完成させることができて嬉しい」と笑顔を浮かべた。

南極観測隊の料理人を務めていた西村淳のエッセイ「面白南極料理人」を映画化したこの作品で、南極ドームふじ基地の料理人となる主人公を演じたのは、NHK大河ドラマ『篤姫』で国民的俳優となった堺雅人。監督は、「地方ロケの時などでも堺さんは、率先してみんなとご飯を食べに行ったりなどしてチームを引っぱっていただき、とても仲の良い現場になりました」と撮影を振り返った。ちなみに完成した作品について堺は、「大作になったね」と喜んでくれたという。

また、「シティボーイズに入りたくて履歴書を送ったこともある」というだけに、「きたろうさんに出演していただけたことは、とても光栄でした。現場では最年長でしたが気持ちはとてもお若く、防寒具を着て走る姿がかわいらしいので、何度も走ってもらいました」と話していた。

「生瀬勝久さんは(試写を見ながら)とても笑ってくださっていて、本当に嬉しかったです。また、高良健吾さんは若い役ですが、自然体にとても楽しそうに演じてくださっていました。豊原功補さんは、作品にとても愛情を持ってくださり、アイデアをたくさん出してくださいました」と、メインキャストとの思い出を語っていた。

『南極料理人』は、8月8日よりテアトル新宿にて先行公開、22日より全国公開される。

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『南極料理人』作品紹介