トム・ハンクスらが『ダ・ヴィンチ・コード』続編の記者会見に出席

左からトム・ハンクス、アイェレット・ゾラー、ロン・ハワード監督
左からトム・ハンクス、アイェレット・ゾラー、ロン・ハワード監督

2006年5月に日本公開され、興行収入91億円を記録した『ダ・ヴィンチ・コード』。そのシリーズ第2弾となる『天使と悪魔』の記者会見が12日、スイスのジュネーブで行われ、ロン・ハワード監督と主演のトム・ハンクス、ヒロインを演じたアイェレット・ゾラーなどが出席、映画の見どころを語った。

会見の会場となったのはセルン研究所。世界最大規模の素粒子物理学を専門とする科学研究機関で、インターネット通信の規則、ワールド・ワイド・ウェブ(WWW)の発祥の地としても有名だ。なぜそんな場所で会見が行われたかというと、『天使と悪魔』の物語の発端となる殺人事件の舞台だからだ。

会見には研究所所長のセルジオ・ベルトリッチ氏も出席し、「セルンとハリウッドの協力がこのような形で花開き、光栄です」と挨拶した。劇中では、知識の宝庫のようなロバート・ラングドン教授を演じているトムだが、世界最高の頭脳を前に、「映画の中では、何でも知っているように演じるだけ」と謙虚に語っていた。

「セルンはこの会見をするのに一番ふさわしい場所」という監督は、「(原作者の)ダン・ブラウンに映画のラフカットを見せたら、とても興奮してくれました」とコメント。原作と設定自体は変えていないそうだが、ブラウン氏からは、「僕の原作をヒントに、後はイマジネーションを駆使してくれ」と言われたと話し、「原作のテーマは“科学対宗教”ですが、映画では必ずしもそれが中心となっているわけではありません」と、話題作の一部について語った。

『天使と悪魔』は、5月15日より全世界同時公開される。

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