尾上菊之助、稲森いずみ、貫地谷しほりらが東京国際映画祭で舞台挨拶!

18日、東京国際映画祭のトップを切って、林海象監督の『THE CODE/暗号』が、映画祭会場であるTOHOシネマズ 六本木ヒルズで上映され、監督と、キャストの尾上菊之助、稲森いずみ、松岡俊介、宍戸錠、松方弘樹、佐野史郎、貫地谷しほりが舞台挨拶を行った。

上海を舞台に、暗号解読の天才“探偵507”の危険な任務を描いた作品で、「みんなで上海に渡り、苦労と共に楽しみながら撮った作品です」と林監督。

鍵となる人物“会長500”に扮した宍戸錠は「発売3分間で(チケットが)売り切れただけあって、今日はお客さんが入っていますね。これは何よりも嬉しいことです。東京国際映画祭のトップを切って上映されるという光栄にも浴し、本当にありがたく思っています」と、映画ファンへの感謝を述べた。

追われ身のヒロインを演じたのは稲森いずみ。「上海の歌姫でマフィアの女という、今までにないような役を演じさせていただきました。(97年の『CAT’S EYE キャッツ・アイ』以来)10年ぶりに海象監督とまたご一緒することができ、撮影中はとても楽しく、心に残っています」と、感慨深げだった。

林監督の『夢みるように眠りたい』(86)でデビューした佐野史郎は、「林海象監督とこうやって並ぶのは、『夢みる〜』でヴェネチア国際映画祭に招待されて以来だと思います。あれから20数年経ち、(『夢みる〜』と)同じ探偵役でこういう場所に立たせていただいたことに感謝しています」と話した。

ピンクの清楚なミニドレス姿で登壇したのは貫地谷しほり。「試写会で完成版を見たんですけど、本当に格好いい映画で、出られて良かったと改めて思いました。ぜひ楽しんで見て下さい」と笑顔で語っていた。

最後に、主演の尾上菊之助が、映画のキーワードである“暗号”にからめた挨拶を行った。「暗号は秘密を守るパスワードですが、裏を返せば、物語を伝える、解放するツールだと思っています。人生の暗号は仲間の力を借りれば解くことができます。今回も、上海のスタッフのみなさま、そして日本のスタッフのみなさまと共に暗号を解いた次第です。そして、素晴らしい共演者の方々と一緒に、林海象監督の下でお仕事をさせていただいたことはこの上ない喜びです」。

『探偵事務所5』シリーズの最新作となる本作は、来年初夏に公開予定。

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『THE CODE/暗号』公式サイト

(写真上、左から林海象監督、貫地谷しほり、宍戸錠/写真下:尾上菊之助、稲森いずみ、松方弘樹、松岡俊介、佐野史郎)

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