浅田次郎『日輪の遺産』待望の映画化で、堺雅人、中村獅童らが現場会見!

左から中村獅童、堺雅人、福士誠治
左から中村獅童、堺雅人、福士誠治
左から中村獅童、堺雅人、福士誠治
中村(左)が曹長を、堺(中央)が少佐を、福士(右)が中尉を演じる
『日輪の遺産』場面写真

『鉄道員(ぽっぽや)』をはじめ数多くの感動作を世に送り出してきた人気作家・浅田次郎の『日輪の遺産』が映画化されることとなり、5月11日に東映の東京撮影所で会見が行われた。

終戦直前、帝国陸軍がマッカーサーから奪い隠したという時価200兆円の財宝をめぐるミステリーで、主演をつとめるのは『南極料理人』の堺雅人。また、中村獅童、福士誠治、ユースケ・サンタマリア、八千草薫らが脇を固める。

この日、会見に臨んだのは佐々部清監督と堺、中村、福士の4人。陸軍少佐を演じた堺は、「戦争を描くにあたっては、分かったふりだけは避けたいと思いました。型にはまった軍人にならないように気をつけています」と役作りについて語った。また、“居合いの達人”という設定で、「(初挑戦なので)40時間以上特訓しています」とも明かしていた。

この日は男だけの撮影だったが、「他の撮影では、ユースケ・サンタマリアさんと20人の女学生が加わって、毎日が新鮮で、演じていて楽しい現場です」と堺。その“女学生たち”について中村は「もんぺをはかせると、『やはり日本人だ』と思いました」と笑顔を浮かべ、「戦争映画は、作品を通じて何を感じていただけるかということだと思うので、一生懸命やっています」と続けた。

これが10本目の作品となる佐々部監督は「助監督時代、最後の作品が『鉄道員(ぽっぽや)』だったこともあり、10作目の節目に、ファンである浅田次郎さんの作品を映画化できることは感無量」と述べ、「周りの方々に感謝しながら、恥ずかしくない作品に仕上げたい」と抱負を語った。

『日輪の遺産』は2011年公開予定。

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