デニス・ホッパーはオバマに1票!

フランス最高の勲章レジオン・ド・ヌール勲章を、アメリカ人俳優のデニス・ホッパーが受賞した。監督・脚本・出演した『イージー・ライダー』(69)でブレイク、アメリカン・ニューシネマを代表する映画人で、“ハリウッドの反逆児”とも呼ばれたホッパーだが、表彰式では感激を隠しきれない様子だったという。

受賞を記念して、パリのシネマティーク・フランセーズでは、2009年1月19日まで回顧展を開催中だ。監督・俳優としての側面はもちろん、アートコレクターとしても有名な彼が所有する作品も展示されるなど、多彩な活躍を見せるホッパーの全貌を伝える内容となっている。

回顧展のオープニングの席でホッパーは、アメリカ大統領選挙にも言及。「過去にブッシュ親子2代に投票したが、今回はオバマに入れる。ブッシュ政権は嘘だらけだった。神にオバマが当選するように祈っている」と発言して、“共和党支持ながらオバマを推す”という昨今流行の政治的風潮が拡大していることを、改めて世間に知らしめた。