YOSHIKI「心が痛い」コロナ騒動に悲痛 医療機関に1000万円寄付

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寄付を公表したX JAPANのYOSHIKI
寄付を公表したX JAPANのYOSHIKI
寄付を公表したX JAPANのYOSHIKI
2019年9月 台風15号の被害を受けた千葉へボランティアに駆けつけたYOSHIKI

X JAPANのYOSHIKIが4月21日、新型コロナウイルス(以下、コロナ)の感染拡大を受け、自身が運営する米国非営利公益法人「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を介して、国立国際医療研究センターに1000万円を寄付したと公表した。

YOSHIKI、2019年も台風19号被災地に1000万円寄付

同センターは、新型コロナウイルスを含む感染症や免疫疾患などを研究する日本政府管轄の医療機関。組織内のセンター病院は、ナショナルセンターとしては唯一の総合病院で、特定感染症に関しても日本で最大の病床数を確保している。

「自分の住むアメリカでは新型コロナウイルスによる死者が4万人を超えてしまいました。残念ながら、日本でも感染が広がっていると聞きました。未だ収束の兆しが見えない中、自分自身も含め、自分の生きるエンターテインメント業界、そしてあらゆる業界の方々が経済的にも精神的にも苦しんでいます。心が痛いです」と悲痛な思いを吐露。

その上で「今僕らが一番サポートしなければならないのは、こうしている間にも新型コロナウイルスの患者さんの治療に当たっている医療に従事する人たちだと思います。少しでも力になればと思い、寄付をさせていただきました」と今回の寄付の理由を説明。「今、苦悩に耐えながら自粛をしている皆さん一人一人の思いやその行動は、自分がさせていただいた寄付の何百倍、何千倍も、医療機関の人たちへの力になっていることを、自分も含めて再認識できればと思っています。そして、音楽家としても皆さんの心の支えになれるように努力したいと思います」と語っている。

YOSHIKIはこれまで、今回のコロナ騒動に関する寄付として、3月にアメリカでの食糧難パニックの沈静化支援のために、ロサンゼルスの「Meal on Wheels」へ2万4000ドル(約250万円)、公演中止の影響を受けた世界中のミュージシャンや音楽業界で働く人たちをサポートすべく、グラミー賞の主催で知られるレコーディング・アカデミーとその関連慈善財団MusiCaresが設立した「COVID-19救済基金」に、10万ドル(約1000万円)を寄付している。その姿勢に頭が下がるばかりだ。

日本国内でも、寄付の輪が広がっている。ロックバンド・GLAYは今月7日に、医療機関への1000万円およびマスク5千枚の寄付。ダウンタウンの松本人志も9日、「ニュースになってないからって寄付してないって決めつけないでほしい」とツイートし、寄付していることを示唆。タレントの坂上忍は17日、非常事態宣言が解除されるまで、自身の収入を全額寄付するとブログで表明した。

またジャニーズ事務所が18日、防護服3万3千枚と医療用マスク30万枚を中国から、抗菌マスク20万枚を国内から調達したと公表。医療従事者へ寄付するとしている。