ネット掲示板発オカルト都市伝説の実写映画、Netflix TOP10で3週連続ランクイン

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『きさらぎ駅』
今週のNetflix TOP10(日本/映画)8位の『きさらぎ駅』

「2ちゃんねる」オカルト版への投稿が元ネタの『きさらぎ駅』

【Netflix TOP10】Netflixがオリジナル作品やライセンス作品を対象に、毎週の人気作品をランキングする「Netflix TOP10」。今回ピックアップするのは、「Netflix日本TOP10」(映画)から、8位ランクインの『きさらぎ駅』。本作は、2004年に「2ちゃんねる」のオカルト版に投稿された無人駅「きさらぎ駅」での恐怖体験が描かれる。舞台となる遠州鉄道の全面協力の元、異世界への不穏なムードを再現。臨場感あふれる体験型アクションホラーに仕上がった。

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大学生の堤春奈(恒松祐里)は、現代版“神隠し”と呼ばれた都市伝説をテーマに卒業論文を書こうとする。それは、「はすみ」という女性が「きさらぎ駅」という見知らぬ無人駅に到着し、その様子を匿名掲示板「2ちゃんねる」で実況していくが、その後消息不明になったというもの。調査の末に春奈は、「はすみ」と思われる女性・葉山純子(佐藤江梨子)に会いに行く。純子との話の中で、純子が「きさらぎ駅」へたどり着いた理由に気付いた春奈は、「きさらぎ駅」の舞台となった遠州鉄道の駅へ向かう。だがこの選択が、春奈の運命を大きく狂わせることなり……?

斜め上をいく大どんでん返しが話題に!

本作のメガホンを取ったのは、“平成ネット史上最大の闇”と言われた都市伝説「鮫島事件」を元に描いた『真・鮫島事件』(20年)の監督・永江二朗。前作に引き続きネット発のホラー作を手掛ける永江監督は、本作では主人公視点で展開されるFPS手法での撮影を取り入れ、異世界への没入感をより引き立たせた。元ネタからどのような展開を見せるのか注目が集まった本作だが、予想を覆すどんでん返しと後半にかけてのハイスピードな展開が視聴者の評判を呼び、Twitter上で「きさらぎ駅」が一時トレンド入りするなど話題となった。どことないB級感と、1時間20分という短めの尺が、ホラーが苦手な層にもサクッと気軽に見られると好評のようだ。

『きさらぎ駅』のスタッフが再集結した新作映画も今秋公開予定

順位を落としつつも、今週で3週連続のトップ10入りとなった本作。2023年秋には本作のスタッフが再集結し、最新作『リゾートバイト』が映画化されるとのこと。本作もまたネット投稿発の怪談話であり、夏休みに民宿でアルバイトすることになった大学生3人組による、世にもおぞましい恐怖体験が描かれる。主演には若手女優・伊原六花が抜擢されたが、元ネタでは男子大学生が主人公とあるため、実写化ならでは新たな展開に早くも注目が集まっている。(文:U)

【Netflix日本Top10(映画)/6月12日~6月18日】
1位『母性』
2位『死刑にいたる病』
3位『ブラッククローバー 魔法帝の剣』
4位『タイラー・レイク -命の奪還-2』
5位『ヴィレッジ』
6位『ディープインパクト』
7位『さかなのこ』
8位『きさらぎ駅』
9位『夜、鳥たちが啼く』
10位『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』