世界中が熱狂! ゾンビがリアルすぎて食欲失せるも大人気のドラマって!?

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『ウォーキング・デッド』
(C) 2012 AMC LLC. All Rights Reserved/provided by FOX channel
『ウォーキング・デッド』
(C) 2012 AMC LLC. All Rights Reserved/provided by FOX channel

いよいよ2016年も12月に入り、一年の総括をまとめる時期となってきた。そこで、今年を代表するドラマを決める“前哨戦”ともいえる11月のHulu月間ランキングのなかから、話題作にフォーカスしてみたいと思う。

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6位の『キャバすか学園』と9位の『代償』を除き、先月の月間ランキングと顔ぶれは同じで、全体のラインナップに大きな変化はみられなかった。しかし、11月に入って以降、4週連続で(週間ランキングの)1位を走り続けてきた『ウォーキング・デッド』がついに『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』から月間トップの座を奪った。そこで、ここまで多くの人を熱狂させる魅力とは何かを探っていきたい。

ベストセラーのアメコミが原作となっている『ウォーキング・デッド』だが、2010年にアメリカで放映が開始されるやいなや人気を博し、シーズン1からゴールデン・グローブ賞のドラマ部門作品賞にノミネートされるなど、高い評価を得てきた。まず、本作のスゴいところは、ドラマにも関わらず、映画並みのクオリティであること。というのも、映画『ショーシャンクの空に』や『グリーンマイル』の監督であるフランク・ダラボンが監督兼プロデュースを務めていたり、『ターミネーター』や『エイリアン』で有名なプロデューサーのゲール・アン・ハードが製作総指揮として名を連ねているからだ。そんなハリウッドを代表する豪華な製作陣が生み出す臨場感あふれる映像に引き込まれる人が続出しているのもうなずける。

それだけでなく、“ウォーカー”と呼ばれるゾンビたちも見逃せないポイントのひとつ。エミー賞で2年連続メイクアップ賞を受賞したこともあるだけあって、衝撃度も高く、リアルすぎて食欲が失せたという人もいるほどなので、なるべく食事中の鑑賞は控えたほうがよさそうだ。

そして何といっても、本作は究極のパニック・サバイバル・ドラマであると同時にヒューマンドラマの要素も兼ね備えていることが多くのファン獲得につながっている。個性豊かな人物が数多く登場することもあり、視聴者たちが誰かしらに共感できるようになっているのも、人気の秘密といえるだろう。

はたして、『ウォーキング・デッド』がこのまま独走状態をキープし、年末までトップを守りきるのか、それとも来週で最終回を迎える『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』がふたたび息を吹き返すのか、その行方に注目が集まっている。(文:志村昌美/ライター)

【Hulu 11月の月間ランキング/TVシリーズ総合】
1位『ウォーキング・デッド』
2位『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』
3位『デスノート NEW GENERATION』
4位『徳井と後藤と芳しの指原が今夜くらべてみました』
5位『THE LAST COP/ラストコップ』
6位『キャバすか学園』
7位『レンタル救世主』
8位『マツコ会議』
9位『代償』
10位 ゲーム・オブ・スローンズ