【今日は何の日】巨匠にも“失敗作”が?「スピルバーグの誕生日」に過去作と新作をチェック

#1941#スティーヴン・スピルバーグ#フェイブルマンズ#ミッキー・ローク#三船敏郎#今日は何の日

『フェイブルマンズ』
『フェイブルマンズ』2023年3月3日より全国公開
(C) Storyteller Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.
『フェイブルマンズ』
1941

12月18日は、スティーヴン・スピルバーグの誕生日。スピルバーグといえば、『ジョーズ』や『E.T.』、『ジュラシック・パーク』など誰もが知っている名作を数多く生み出してきた映画監督であり映画プロデューサーだ。そんな彼の、映画監督になる夢の原体験を描いた『フェイブルマンズ』が来春に公開されるということで、多くの注目が集まっている。そこで今回は、スピルバーグの名作…ではなく、“失敗作”と呼ばれた作品を紹介したい。

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三船敏郎も出演した賛否両論!? なドタバタ戦争映画『1941』

意気揚々と海に向かい、泳ぎ始める美女。すると不穏な音楽が流れ始め、水中から飛び出してきたのは…。

冒頭から『ジョーズ』のパロディで始まるこちらの映画は、1941年、アメリカが真珠湾攻撃を受けた日から6日後の12月13日の南カリフォルニアを舞台に、日本軍が攻めてくるという恐怖の中での住民たちの一日の行動をコメディ・タッチで描いた作品だ。

「サタデー・ナイト・ライブ」出身のダン・エイクロイドやジョン・ベルーシが出演したことで話題となった本作は、ミッキー・ロークのデビュー作でもあり、三船敏郎も出演しているというてんこ盛り具合。しかし、コメディとして扱うにはデリケートなテーマだったこともあり、興行は失敗。スピルバーグとしても多くの反省が生まれた作品となった。

一方で、このドタバタ喜劇を愛してやまないと言う熱狂的なファンも多い。登場人物たちは「おバカ」だらけであり、おバカたちの勘違いやミスでしっちゃかめっちゃかになっていく様子は爽快。コメディのテンプレートのようなオチも、個人的には大好きな映画である。

『1941』Blu-ray
NBCユニバーサル・エンターテイメント
Film (C) 1979 Universal Studios and Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
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来春公開、初の自伝的作品『フェイブルマンズ』

失敗作と呼ばれた作品もあれど、これまでに数多くの名作も生み出してきた巨匠スピルバーグ。彼の最新作であり、自身初の自伝的作品となる『フェイブルマンズ』が2023年3月3日より公開される。

「この物語を語らずに自分のキャリアを終えるなんて、想像すらできない」とスピルバーグがコメントするほど、思いが込められた作品だ。スピルバーグは、幼い頃一体どのような体験をして映画監督を志したのだろうか。彼がこれまでに手がけた作品を振り返りつつ、本作の公開を楽しみに待ちたい。(Y)