「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」
「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」
「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」
「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』

『ファンタビ』最新作、公開目前! 1作目と2作目をおさらい

興行収入65.7億、観客動員473 万人突破の『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』に続く最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』が4月8日に公開される。

・いまさら聞けない『ファンタビ』のキュートな魔法動物たち、キャラクター総まとめ

原作小説をしたためたJ.K.ローリングが自ら脚本を手掛ける『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』は、全10作の興行収入が1000億円を突破するなど、国内洋画シリーズ映画興行成績No1を誇る。

もっとも、その舞台はといえば、『ハリー・ポッター』シリーズではホグワーツ魔法魔術学校のあるイギリスの印象が深いが、『ファンタスティック・ビースト』シリーズではニュートが魔法のトランクを携えて国から国へと自由に飛び回ることもあり、イギリスにとどまらない。

そこで、ファンタビ新シーズンを迎えるにあたり、これまで世界中を舞台に繰り広げられてきた魔法ワールド事情を振り返り、紹介しよう。

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の舞台は、ニューヨーク

魔法使いの存在は決してマグルに知られてはならない、不可侵の掟を持つ地

イギリスでは非魔法族をマグルと呼んでいたのに対して、アメリカではノー・マジと呼ぶ。

「魔法使いの存在は絶対に知られてはならない」というのが、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』で舞台となったアメリカ魔法界における不可侵の掟であり、アメリカの魔法使いたちは人目を忍んで暮らしている。

イギリスの魔法界ではマグルとの過度な干渉を避けながら均衡を保っていたが、アメリカではノー・マジと魔法使いの恋愛や結婚はもってのほか、ノー・マジの世界に進入してしまった魔法動物さえも抹殺しようとするなど、排他的な様子が描かれる。

自由を唱える印象が強いアメリカだが、魔法界ではイギリスの方が寛容であり、マグルの世界とは逆の世界観も興味深いところだ。

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』

(C)2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C)JKR.

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』

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アメリカ魔法界とニューヨークの街並み、2つの世界を実際に再現

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』では、ニューヨークの魔法界とノー・マジの世界の2世界が存在し、ひとつはもう一方から隠れている設定なので、2つの世界の間で対比できるようなセットを実際に作り上げて撮影を実施した。

それは、『ハリー・ポッター』シリーズの映画で建てたどの建造物よりも遙かに大きく、広大な敷地を利用してニューヨークの街をT字模様にセクション分けして建設、それぞれに異なる部分のセットが作られた。

例えば、ある地域にはジェイコブの住むアパートが建てられ、別のセクションでは古い工業建築物で知られる区域を再現、鋳鉄製のディテールを施した建造物を建てた。

また、T字のトップの部分には、ニュートがジェイコブと初めて出会う銀行が──。ディテールまで吟味を加えたセットは、ニューヨークの街を縦横無尽に動くキャラクターたちを魅力的に見せ、わくわくするストーリー展開にとって欠かせない要素となった。

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の舞台は、パリ

自由で美しい、マグルと魔法使いが魅了される街

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は、独自のスタイルと気品を持ち合わせたパリを舞台に繰り広げられる。J.K.ローリングは、「魔法と日常がもっと自由に行き交う場所を舞台にしたかったんです。それはパリしかないと思いました」とパリを選んだ理由を明かす。

また、マグルはフランス魔法界ではノン・マジークと呼ぶ。マグルの世界でパリといえば、ファッションやアート、料理などが有名でお洒落なイメージだが、それはフランスの魔法界にも垣間見ることができ、街頭のオープンカフェといった街並みからも、パリならではの趣を味わえる。

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』

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リアリティにこだわった舞台設定、パリの景観に溶け込む魔法界

美術チームを率いるスチュアート・クレイグは撮影前に、魔法世界のデザインについて「現実の中でこそ魔法は引き立つ。ですから、魔法のセットを作るつもりはありません。魔法が自然と生まれ出てくるようなリアルな舞台を作りたいと思っています」とコメントしていた。

その言葉通り、パリの魔法界への入口は街の景観に溶け込んでいる。ノン・マジークにはただの銅像にしか見えないが、魔法使いが近づくと銅像が動き出し、魔法界の“秘密の広場”に通じる入口が現れる仕組みになっている。

また、特に注目したいのは、パリの魔法界の要所である魔法総務省という中央官庁のデザインだ。自然美をテーマとし、ガラスや光を多用するのが特徴的なアールヌーボーを徹底的に追求し、有機物のモチーフから曲線、流線に至るまで吟味されている。建物の造りも、高層ビルのように高くそびえるのではなく、水平方向に複数の大きなドームが連なるデザインとした。

しかし、この庁舎は地下にある設定なので、各ドームの天井をガラス張りに変更。切子ガラスが美しい輝きを放ち、地下であることを忘れさせる設計でアールヌーボーのコンセプトを貫いた。

では、『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』の舞台は?

このように、世界のあちこちを探訪する『ファンタスティック・ビースト』シリーズ。最新作の特報では、なんと『ハリー・ポッター』シリーズでお馴染みのホグワーツ城とホグズミードが登場しているが、果たして……?

「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」

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魔法動物を愛するシャイでおっちょこちょいな魔法使いニュートが、ダンブルドア先生や魔法使いの仲間たち、そしてなんとマグルと寄せ集めのデコボコチームを結成。

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そこではどんな謎が明かされ、どんな出会いが待ち受けているのか? また、アメリカ、フランスをはじめ各国の魔法省により均衡が保たれている魔法ワールドで、魔法使いが人間を支配する世界をつくるべく、ついにグリンデルバルドが動きだす。史上最悪の黒い魔法使いとニュートたちの対決の行方は如何に……!?

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『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』は、4月8日に全国で公開される。