アラン・カミングが『X-MEN2』監督の傲慢ぶり振り返る

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チョコレートドーナッツ
『チョコレートドーナツ』
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ブライアン・シンガー監督がハル・ベリーに暴言

観客賞総なめで話題を呼んだ感動作『チョコレートドーナッツ』や、トニー賞主演男優賞受賞のミュージカル「キャバレー」などで知られるアラン・カミングが回想録を発表、『X-MEN2』で共演したハル・ベリーが撮影現場でブライアン・シンガー監督と衝突した際の詳細を綴った。

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2003年公開の『X-MEN2』でベリーはストーム、カミングはナイトクロウラーを演じている。

カミングの回想録「Baggage: Tales from Fully Packed Life(原題)」によると、同作のキャストたちはシンガー監督の撮影現場での態度を問題視し、ウルヴァリンを演じたヒュー・ジャックマンをはじめ、パトリック・スチュワート、ジェームズ・マースデン、ファムケ・ヤンセンらが監督と話し合いの場を設けたという。

カミングは、シンガーが「鎮痛剤を服用していることを認めた」としている。処方箋薬ではあるが、中には依存性の強いものもあり、これを入り口にドラッグ依存の深みにはまる人は少なくない。

ベリーはシンガーに、ドラッグの問題を抱えた彼女の知人たちについて懇々と語って聞かせたが、聞き終わった後にシンガーは「あんたたちは……クソだ!」「誰もまともな映画なんて作ったことがないくせに」と言い放ったという。

シンガーはさらに俳優たちに「自分と仕事をできてラッキーだ」と言い募り、これを聞いたベリーは席を立った。「もうたくさん」と言い、去り際にシンガーに向かって「私の黒い尻にキスしなさいよ(「勝手にしろ」の意)」と言った。

『X2』の撮影現場における問題は昨年「Hollywood Reporter」でも報じられていて、同作の製作総指揮を務めたトム・デサントが、シンガーの薬物使用を知って撮影を中止しようとしたという。だが、シンガーが監督を務めて撮影は続行され、ヒュー・ジャックマンが負傷する事故が起きたことから、キャストが声をあげた。

シンガー監督は2019年、1998年の監督作『ゴールデンボーイ』の撮影中に未成年の少年に性的暴行を働いたとして訴えられ、2017年には映画(『ボヘミアン・ラプソディ』)の撮影中に主演のラミ・マレックと対立し、現場を放棄した後に降板した。

カミングの回想録では、イギリス出身のカミングがハリウッド進出を果たした20代後半以降の半生を振り返るもので、自身の結婚(相手は女性)と離婚、再婚(相手は男性)について、ライザ・ミネリやゴア・ヴィダル、スタンリー・キューブリックといった伝説的人物との出会いなどについても綴られている。