魚介類の女子高生という前代未聞のヒロイン・山岡マイコが波乱を巻き起こす摩訶不思議なファンタジー『魚介類 山岡マイコ』。この映画の完成記者会見が10月12日に池袋・サンシャイン水族館で行われ、佐武宇綺、高見こころ、加藤沙耶香、梶野竜太郎監督が登壇した。
・[動画]『魚介類 山岡マイコ』予告編
・『魚介類 山岡マイコ』完成記者会見、その他の写真
本作の主人公・山岡マイコは、魚介類なのに見た目は女子高生という奇抜な設定だが、そんなヒロインが誕生したきっかけについて梶野監督は「にわか雨でビチョビチョに濡れた女子高生ってめちゃくちゃかわいいじゃないですか。濡れた髪の女の子を83分間撮りたいなあと思って」と話し始めると、横の3人からは失笑が。
そんなことは気にせず梶野監督が「それで、自然に濡れてもおかしくないシチュエーション……魚じゃん! というところから(その発想が)来ました」と興奮気味に語ると、隣にいた加藤は監督と距離を空けるように一歩右へ。司会が梶野監督に「大丈夫ですか? 加藤さん一歩離れましたけれど」と突っ込むと、監督は「そういう台本っぽい動きするのやめてくれないかな」とばつが悪そうに話していた。
佐武は、魚介類の女子高生という難しい役どころを演じた感想について「プレッシャーもあったけど、監督に『そのままの宇綺を撮りたい』と言われたので、無邪気に演じました」とコメント。続けて「制服のまま海に入れたので嬉しかった。うお座なので濡れるのはOKです!」と発言し、報道陣を沸かせていた。
水族館での会見という珍しいシチュエーションについて、加藤は水槽のなかの魚を時折見ながら、「リニューアル(2011年8月)したばかりで、すっごい混んでるときに来たんですよ。(そのときは)あまり魚を見ることができなかったが、今日は見放題だから、このまま貸切にしたい」と、願望を語った。
佐武は「プライベートで1人で水族館に行くことが多いので、大好きな場所で会見ができてすごい嬉しいです」としみじみとコメント。高見から「魚役やし良かったね」と言われると、佐武は「うお座だしね」と笑顔で返したが、高見と加藤から「(それは)関係ないけど(笑)」と突っ込まれ、照れ笑いを浮かべていた。
『魚介類 山岡マイコ』は10月22日よりシネ・リーブル池袋にてモーニング&レイトショー公開される。
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