若き日の悪癖が復活? ベン・アフレックの離婚にかいま見る「中年の危機」

お酒にギャンブルの悪癖が復活してしまったベン・アフレック
お酒にギャンブルの悪癖が復活してしまったベン・アフレック

ベン・アフレックとジェニファー・ガーナーが、結婚10周年を迎えた翌日の6月30日(現地時間)に離婚を決意したと発表した。3人の子宝(娘2人と息子1人)に恵まれ、ハリウッド屈指のおしどり夫婦と言われた彼らだが、数ヵ月前から破局説が流れ始めていた。

結婚について、男と女について描く、笑えるほど怖いサイコ・スリラー『ゴーン・ガール』

42歳のベンと43歳のジェニファーは、別れた後も協力して子育てをする意向を表明したものの、破局の理由については明らかにせず、今後もコメントしないと声明を出した。ベンが『ゴーン・ガール』に主演したのが一因という説もある。ベンは2001年にリハビリ施設入りしてアルコールを絶ったのだが、妻の失踪事件とその裏に隠された恐ろしい真実に打ちのめされる夫を演じる役作りにのめり込むあまり、アルコールに手を出してしまったのだ。

そればかりか、以前から大好きだったポーカーにもはまり、家を空けることが多くなり、4月のジェニファーの誕生日にも家族を置いて1人でカナダへ行ってしまった。現地で結婚指輪を外しているのも目撃され、この頃から危機説が流れ始めた。酒を飲み、ラスベガスでギャンブル三昧という悪癖が再発したベンは、今年2月のアカデミー賞授賞式では元恋人のジェニファー・ロペスと久々に再会。人目も気にせず、親密な様子を見せていたばかりか、それ以降、メールでやりとりもしていて、これも妻・ジェニファーには耐えがたかったという。ベンは、『The Accountant』(原題)で共演した29歳のアナ・ケンドリックとの仲もうわさになっていた。

子どもたちのために離婚は避けようと努力を重ねてきたが、夫妻の知人は「ジェニファーがここまで頑張ったことの方が奇跡」と語っている。

独身時代を奔放に過ごし、結婚して子どもが生まれたのを機に生活態度を改め、良きパパになるスターは少なくない。たとえばジョニー・デップもそうだったが、彼も10数年間、良き家庭人として過ごした後、『ラム・ダイアリー』で共演した27歳下のアンバー・ハードのもとに走り、夫婦同然だったパートナーのヴァネッサ・パラディと別れてしまった。ベンもジョニーも頑張ってみたけれど「雀百まで躍り忘れず」ということだろうか。若い頃に覚えた誘惑に勝てず、典型的なミッドライフ・クライシス(中年の危機)が招いた破局のように見える。

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