市川海老蔵主演作『利休にたずねよ』がモントリオール映画祭で最優秀芸術貢献賞受賞

受賞の盾を手にした田中光敏監督(左)と中谷美紀(右)
受賞の盾を手にした田中光敏監督(左)と中谷美紀(右)
受賞の盾を手にした田中光敏監督(左)と中谷美紀(右)
写真左から森田プロデューサー、中谷美紀、田中監督、原作者の山本兼一

市川海老蔵が主演した『利休にたずねよ』が、第37回モントリオール世界映画祭で最優秀芸術貢献賞を受賞した。

モントリオール世界映画祭に参加中の中谷美紀が同場所最古の教会でお茶会!

同作の原作は、茶聖・千利休の研ぎ澄まされた美意識は若き日の情熱的な恋に起因しているのではないかという大胆な仮説をもとにした山本兼一の同名小説で、映画は『精霊流し』の田中光敏が監督し、海老蔵が利休を、その妻を中谷美紀、豊臣秀吉を大森南朋、織田信長を伊勢谷友介が演じている。

今回の受賞を受け海老蔵は「日本人の美の原点を創り上げた千利休という偉大な人物をつとめ大きなプレッシャーを感じておりま したが、日本の美意識や文化が海外でも理解していただき、そして評価され大変嬉しいです」と喜びのコメント。また「この作品のために努力してくれた方々、そし て、この作品を愛してくださった世界の方々に、心から感謝いたします。受賞して、よりたくさんの方々に見ていただけたらと願っております」と作品をアピールした。

映画祭に参加していた中谷は「この作品はセリフが極端に少ないので、行間に込めた思いをどのように汲み取っていただけるかと思っていましたが、沈黙のなかに心のひだが幾重にも折り重なっているのを感じていただけたのではないでしょうか」と現地での感触についてコメント。また「本当ならばここに海老蔵さんにもいていただきたかったので、いらっしゃらないのが本当に残念です」とも語った。

さらに田中監督も「率直な気持ち、こういう賞をいただけると思っていなかったので本当にびっくりしました。ストーリーの持っている美しさを海外の方にも評価していただけたと思います」と驚きと喜びが入り交じった思いを口にした。

『利休にたずねよ』は12月7日より全国公開される。

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