休養宣言のライアン・ゴズリングが、新作で疑惑の義足ランナー役に?

先日、突然の俳優休業宣言をして、現在世界中の女性ファンたちを悲しませている俳優のライアン・ゴズリング。しかし、そんな本人の希望とは裏腹に、新作で、義足のランナーとしてオリンピックで話題となったオスカー・ピストリウスの役を演じるのではないかと報じられた。

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ピストリウスといえば、義足のランナーとしてパラリンピックとオリンピックの両方に出場し、南アフリカでは英雄とされていた1人。しかし、先月14日に恋人でモデルのリーバ・スティンカンプを射殺するという事件を起こし、英雄から一転、射殺事件の犯人となってしまい、全世界に大きな衝撃を与えた。当初は強盗と間違えての誤射とされていたが、計画性や殺意の有無やその他のトラブルなども含めて疑惑が浮上、未だ謎が多い事件として注目されている。

そのピストリウス役に指名されているのが、人気実力ともに現在トップレベルであるゴズリングで、恋人役にはピストリウスと同じく南アフリカ出身のシャーリーズ・セロンの名前が挙がっているようだ。

しかし、ここ数年で『ブルーバレンタイン』、『ドライヴ』、『スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』などの話題作に立て続けに出演し、今年も『L.A.ギャングストーリー』やテレンス・マリック監督の新作(タイトル未定)のみならず、さらに初監督作品も控えているという大忙しのゴズリング。

先日の休養宣言ではその理由について「働きすぎて、自分がしていることへの展望を見失ってしまったんだ。なぜ俳優をしていて、どのようにしていくのかなどを見直すのに、休みを取ることはいい方法だと思っています」と話している。一方、その休養宣言にがっかりしている女性ファンのために、映画の一部から抜粋されたゴズリングの声を聴くことが出来るヘルプラインのサービスがイギリスで始まったり、彼の人気ぶりには驚きだ。

ピストリウスの事件の真相も気になるところだが、ゴズリングが演じることになれば、さらなる話題になることは間違いないだろう。事件の結末同様に、映画の行方からも目が離せなくなりそうだ。(文:Masami Shimura/London)

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