観月ありさ、山本ひかるが、赤ちゃんに大泣きされて大弱り…

映画化もされた人気ドラマ『ナースのお仕事』のスタッフ・キャストが6年ぶりに再結集して作られた『BABY BABY BABY！ ─ベイビィ ベイビィ ベイビィ─』。10代のカップルから40代の3児の母まで様々なタイプの女性たちの妊娠、出産に至る悲喜こもごもを描いた出産エンターテインメントだ。4月16日、都内のホテルでこの映画の記者会見が行われ、観月ありさ、松下由樹、神田うの、伊藤かずえ、野波麻帆、山本ひかる、斉藤由貴ら女優陣と、両沢和幸監督が出席した。

酒に酔った勢いでうっかり妊娠してしまうキャリアウーマン役を演じた観月。何歳までに子どもが欲しいかという質問には、「なりゆきに任せてというか、具体的に何歳までというのはありません。母親になる自信がわいてきたら、ぜひ出産を経験したいと思いました」とコメント。お腹にバッグを巻いての撮影で腰が痛くなり大変な思いをしたという野波は、「撮影中にとても苦しかったので、だいぶ先でいいな、と思っています」と苦笑い。10代の妊婦を演じ、「17歳にして分娩台にのるなんて……」と戸惑ったという山本は、「まだ先のことなので想像はつかないのですが、ぜひいつかは」と話していた。

みんなの出産を担当する産婦人科医を演じた斉藤は、私生活では3児の母。出産経験のないメインキャストたちのアドバイザー役としても活躍したようで、「普段は撮影に口を出すタイプではないのですが、こと出産に関しては熱が入ってしまうというか（笑）。小姑と化していたかもしれません」。クライマックスの出産シーンで、みんながちゃんと苦しんでくれるか心配だったというが、「みなさん激烈に苦しんでくれました」と撮影を振り返っていた。

最後に、出席者全員が赤ちゃんを抱えてのフォトセッションが行われたが、慣れないせいか、みんなどことなく抱き方がぎこちなく、大泣きする赤ちゃんが続出。そんな中、意外に抱っこが上手だったのが神田。もちろん斉藤は手慣れた様子で、赤ちゃんも気持ちよさそうだった。

この日はその後、映画館に場所を移し、完成披露舞台挨拶が行われた。

舞台挨拶には、観月の相手役を演じた谷原章介も参加。「美しい女性キャストに囲まれ感無量」と嬉しそう。第3子が生まれたばかりの谷原だが、映画については、「頭のネジが一本ゆるんでいる役です。妊娠中の女性を男性がいかにサポートするかで女性の出産の大変さはすごく軽減されると思うのですが、監督がそこをキチンと描いてくれたので楽に演じることができました」と語っていた。

劇中で謎のセレブ妊婦を演じた神田は、「出産シーンは楽しかったです」と話した後、思わずネタばれコメントを語ってしまい、伊藤からたしなめられるシーンも！そして、「（妊婦役を演じて）将来こうなるんだなと、未来の自分に会えた気がします。この経験が将来にすごく大きく役立つと思っています」と語り、出産への希望をうかがわせていた。

舞台挨拶では、少子化担当大臣の小渕優子衆議院議員も駆けつけ、主演の観月に花束を贈呈。「女性のみなさんが安心して出産・子育てできるような環境を作っていけるよう、奮闘している最中」と挨拶する一方、「問題が山積みで前向きな発信ができず、どうしたらいいかと頭を悩ませているところです」と苦労を告白。大臣室で見たという映画については、「子どもを持つ喜びなどを描いていて、涙してしまうところもありました。私自身も半年後に出産をひかえているのですが、出産が楽しみになりました。女性だけでなく男性など多くの方々に見てもらえたら」と語っていた。

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