「見どころは蒼井優の生着替え!」小泉今日子の言葉に蒼井が大照れ

小泉今日子(中央)の言葉に照れる蒼井優(右)と小池栄子(左)
小泉今日子(中央)の言葉に照れる蒼井優(右)と小池栄子(左)
小泉今日子(中央)の言葉に照れる蒼井優(右)と小池栄子(左)
小泉今日子。後ろは小池栄子
小泉今日子
小池栄子
小泉今日子
蒼井優
蒼井優
小池栄子(左)と小泉今日子(右)
池脇千鶴
左から黒沢清監督、安藤サクラ、小池栄子、小泉今日子
前列左から黒沢清監督、小泉今日子。後列左から池脇千鶴、安藤サクラ、小池栄子、蒼井優

『告白』で知られる湊かなえの3作目の小説「贖罪」を黒沢清監督がドラマ化。その制作発表記者会見が12月1日にグランドハイアット東京で行われ、黒沢監督のほか、主演の小泉今日子、蒼井優、小池栄子、安藤サクラ、池脇千鶴らが登壇した。

[動画]『贖罪』制作発表記者会見
『贖罪』制作発表記者会見、その他の写真

『贖罪』は、ある田舎町で小学生の少女が殺害された15年前の事件で、直前まで一緒にいた4人の同級生に少女の母親が贖罪を求めるヒューマンサスペンス。

黒沢監督は「原作を読んだときはこんな人間がいるんだとびっくりしました。僕には到底想像ができないほど強烈な人間性が描かれていて、これをどのように生身の女優さんたちにやっていただくか、相当悩みながら撮影しました」と告白。「でも、5人とも僕が想像している以上に吹っ切れていて、僕が一番ハラハラしつつ楽しんでいました」と撮影での手応えを語った。

主人公で、悲劇の母親を演じた小泉は「恐ろしい女性ですが、心の一番底に哀しみを抱えているという、やりがいのある役柄でした。できあがったのは幸せがまったく感じられないドラマですが(笑)、黒沢監督の世界を体現することができて幸せでした」と、『トウキョウソナタ』でも組んだ黒沢監督に賛辞を送った。

成長した同級生のひとりを演じた蒼井は「“フランス人形のような女の子”という役柄でしたが」と前置きしてから、「博多人形にしか見えない私ですけれど、監督やキャストが素晴らしい方々なのでぜひやってみたいと思い参加しました」と出演理由を説明。また、自身の出演シーンの見どころを聞かれた蒼井が思案していると、小泉が笑いながら「(蒼井の)生着がえでしょ!」と意外な見どころを披露する一幕も。その言葉に蒼井は大いに照れまくっていた。

優等生でしっかり者の真紀を演じた小池は「湊さんの小説のファンで、オファーが来たときはビックリしました。もしキャスティングするなら、私には真紀役しかないだろうなと思っていましたが、夢は“フランス人形”でした(笑)」と明かすも、「でも蒼井さんを見て、やっぱり私には無理だなと思いました」と苦笑していた。

一方、悪女役に挑んだ池脇は「いつも作品に取り組むときに、こんなに残酷で不幸な話を面白いと言っていいのか、不謹慎じゃないのかといろいろ悩むのですが……、今回はとても楽しくやらせていただきました!」と役者として一皮むけた様子だった。

記者からは「それぞれプライベートで“贖罪”したいようなことは?」との質問も。みな「人前で言えるような立派な人生ではないので(笑)」と無難なコメントでお茶を濁すなか、安藤は「ちょっとしたことでもいいですか?」と聞いてから、「ゲームをやるシーンがあって、現場でゲームをしていたら監督に『ゲーム好きなんですか?』と聞かれたんですけど、ゲーム好きってダメな人みたいに思えて、とっさに『全然好きじゃないです』って答えてしまって。でも、実は待ち時間にもゲームをしていました(笑)。それに、後で監督もゲームがお好きだと知りました」と回答。黒沢監督も「あれは選びに選んだゲームをやっていただいていたんですよ。好きじゃないって言われて寂しかったです」と本心をもらしていた。

また黒沢監督は作品について「素晴らしいスタッフたち、それとここにいる最上の俳優たちに恵まれて自分のキャリアのなかでも、新たなステップに踏み出せたと実感できる作品になっていると思います」と自信をのぞかせていた。

『贖罪』は、2012年1月8日からWOWOWで放送開始。毎週日曜夜10時スタートで、全5話。第1話は無料放送となっている。

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