アラーキー&園子温、艶やか着物姿の神楽坂恵を囲んで発情トーク!

左から荒木経惟、神楽坂恵、園子温監督
左から荒木経惟、神楽坂恵、園子温監督
左から荒木経惟、神楽坂恵、園子温監督
神楽坂恵(左)と園子温監督(右)
報道陣にカメラを向ける荒木経惟(左)と、神楽坂恵(中央)、園子温監督(右)
荒木経惟(左)と神楽坂恵(右)
登壇前の園子温監督(左)と神楽坂恵(右)
左から荒木経惟、神楽坂恵、園子温監督
降壇する荒木経惟(左)、神楽坂恵(中央)、園子温監督(右)

水野美紀がフルヌードを披露していることでも話題の『恋の罪』。この映画で、水野同様に体当たりの演技で注目を集める神楽坂恵を、アラーキーこと荒木経惟が撮影した『月刊 NEOムービー神楽坂恵 緊縛恋愛/アラキネマバージョン』DVDの発売を記念し、神楽坂恵、園子温監督、荒木経惟が9月28日、オーディトリウム渋谷でトークショーを行った。

『恋の罪』がカンヌで5分間のスタンディングオベーション
神楽坂恵×園子温監督×荒木経惟トークショー、その他の写真

まずは神楽坂と園監督が登場。先日のヴェネチア国際映画祭で『ヒミズ』がマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞したことも記憶に新しいが、現地でのエピソードを尋ねられた園監督は「どちらかと言うと(『恋の罪』で行った)カンヌのほうが楽しめた。ちょうど『ヒミズ』の撮影中ですごく辛かったんですけど、抜け出す感じで、疲れが取れて良かった」とコメント。

前作に続き『恋の罪』でも神楽坂を起用したことについて、「『冷たい熱帯魚』では、3、4番手だったが、今回は主役の1人としてもっと深く演技をしてもらいたいと思った。出てもらうという前提で(脚本を)書いてました。あて書きした部分もある」と熱烈なラブコールで配役が決まった経緯を説明。神楽坂も思わず顔をほころばせていた。

また、園監督は神楽坂の魅力について「ものすごく器がでかい女優。現場で『脱いで』って言うと、だいたいの女優は間があって、現場にムダな緊張を与えるが、彼女は潔く脱いでくれて。これからも一緒にやっていきたい」と語ると、司会が「このタッグはずっと続くんじゃないかと思います」とうなずき、2人は喜びの表情を見せていた。

その後、アラーキーが神楽坂を撮影した写真を映像化した「アラキネマ」の上映が行われた。神楽坂は高校生のときからアラーキーに撮られることを熱望していたというだけあって、オールヌードや緊縛も辞さず、恍惚とした表情を魅せる刺激的なカットの連続。会場の観客はじっと見入っていた。

上映後、アラーキーが登場し、この日が誕生日だという神楽坂に花束を贈呈。写真については、「最初は素人っぽい感じだったけど、撮っていくとだんだんキレイになっていった。変わるという要素を持っているのは、かなりいい線いくよ」と神楽坂に対し賛辞のコメント。また、『恋の罪』については「こんなかわいい顔して発狂してるんですよ。発狂っていうのは、言い換えると発情だね。監督自身が一番発情してたな(笑)」と感想を述べ、園監督は照れ笑いを浮かべていた。

さらにアラーキーは劇中のお気に入りのシーンについて、「スーパーでソーセージを『はい、どうぞ』って売ってるんだけど、だんだんソーセージが大きくなってくんだよ。それが一番良かったな(笑)。それにつれて表情も変わっていって」と語ると、その後も「騎乗位のシーンでおっぱいがプルンプルンってなってたけど、あれはトランポリン使ってたの?」などと自由奔放に発言。さすがの園監督も苦笑いを浮かべながら首を横に振るのみで、天才・アラーキーの前にタジタジの様子だった。

一方、園監督は「アラキネマ」の感想を尋ねられ「やっぱりスゴイなあというか、悔しいですね。(神楽坂が)すごくいい表情してて、こういう表情の映画が撮りたいなぁと思った」と、早くも神楽坂とタッグを組んだ次作への構想を膨らませている様子だった。 

『恋の罪』は11月12日よりテアトル新宿ほかにて全国公開される。

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