『多田便利軒』主演の瑛太、続編では濡れ場もあり!?

2011.04.25

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便利屋家業にいそしむバツイチ男2人の姿を描いた、笑って泣けるバディムービー『まほろ駅前多田便利軒』が4月23日に公開初日を迎え、キャストの瑛太と松田龍平、大森立嗣監督が、有楽町スバル座で舞台挨拶を行った。

・瑛太＆松田龍平『まほろ駅前多田便利軒』インタビュー
・［動画］『まほろ駅前多田便利軒』予告編

大きな拍手のなか、上映後の舞台に登壇した3人。客席を見渡した瑛太は「この雰囲気で、映画が良かったんだということが伝わってきます」と満足げな表情を浮かべ、「ありがとうございます」と見に来てくれたことへの感謝を示していた。

プライベートでも仲の良い瑛太と松田ががっちり組んだ共演も話題だが、大森監督の父で俳優の麿赤兒と、弟で同じく俳優の大森南朋と、大森ファミリーがキャスティングされているのも見どころのひとつ。瑛太は「（麿赤兒と大森監督の）親子に見守られながら芝居できることはそうそうないと思うので、いい経験だった」と振り返った。

撮影中はかなり走らされたと苦笑いしていた瑛太は、運動不足気味のときに走ったため、息が上がってしまい「制作部の人に酸素ボンベを持ってきてもらった」と明かすと。大森監督も「最後はボロボロで」と苦笑い。

一方、劇中では奇妙な走り方をしていた松田は、司会から「本当は速いんですよね」と聞かれると、「そうですね。速いです」とうなずいてから、ちょっと恥ずかしそうに「結構、自慢です」とコメント。客席から笑いが起きていた。

さらに司会から「幸せだなと思う瞬間」について聞かれた大森監督は「“幸せ”はたいしてないんですけど（笑）」と前置きしてから、「家の窓から、夕暮れ（の風景）を見るのが好き」と回答。「今は、深呼吸するのもためらうような雰囲気にイラっとしますね。やめてもらいたい」と、自粛ムードへの反発も口にしていた。

本作は三浦しおんの同名小説を映画化しており、現在、続編が週刊文春で連載中だが、瑛太は「（映画でも）続編が見たいという声が出ているので、みなさんにあと5回くらい見ていただければ続編につながるかも」とさりげなくアピール。松田も「もし面白いと思ったら、見ていない人にもすすめてください」と話していた。

大森監督は、連載中の続編について「今は（瑛太が演じた）多田が情事の最中で。これをどうやって撮ろうかなと勝手に妄想しています（笑）」と話し、会場をわかせていた。