カブール訪問中のアンジー、帰国難民の社会復帰支援を訴える

『ツーリスト』ワールドプレミアでのアンジェリーナ・ジョリー
『ツーリスト』ワールドプレミアでのアンジェリーナ・ジョリー

『ツーリスト』の日本公開に合わせて主演のジョニー・デップや監督が来日、3月3日に会見を行ったが、ヒロイン役のアンジェリーナ・ジョリーの姿はなし。一体どうしたのかと言うと、アンジーは国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)親善大使としてアフガニスタンを訪問中だった。  

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アンジーは1、2日にアフガニスタンの首都カブールと周辺に赴き、タリバン政権崩壊後に国外から難民生活を終えて帰国した人々と面会した。大半は隣国のパキスタンやイランに逃げていたという難民の数は550万人以上で、彼らの帰国後、アフガニスタンの人口は20%増加したという。アンジーは彼らの社会復帰に焦点を当てるべきだと主張。「避難所を作るだけでなく、水や雇用、学校、病院を確保しなければなりません」と声明を発表した。

アンジーのアフガニスタン来訪はこれが2度目。首都カブールから28キロのところにある村の学校を訪れ、教師や児童に教材を見せたり、積極的な交流をはかった。現在、中東やアフリカで新たな紛争勃発による難民発生が懸念されているが、アンジーは「世界はこの問題に対処すべきです。安全なルートを確保し、必要なら脱出を助け、避難できる場所を作るのです」と長期間に渡る支援の大切さを訴えた。

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