ヘタレ役を熱演の崎本大海、自身の男らしいエピソードを聞かれ「全然思いつかない」

イケメン俳優が勢揃いしたヤンキー映画『ギャングスタ』が2月12日に公開初日を迎え、キャストの崎本大海、久保田悠来、佐々木喜英、滝口幸広、松崎裕、伊藤陽佑と川野浩司監督がシネマート六本木で舞台挨拶を行った。

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・［動画］ヘタレ役を演じた崎本大海、プライベートでの男らしさを聞かれて苦笑い

本作は、偏差値20の超ヤンキー高校を舞台に、ヤンキーたちの頂点に立つ“ギャングスタ”を目指す高校生たちの姿を描いた作品。慶應義塾大学法学部出身のインテリイケメンとして人気の崎本は「ヤンキー映画と言いながら、一番のテーマはケンカではなく友情。銀二（崎本）と力（りき／久保田）のカンケイを強く意識した」と見どころをアピールした。

劇中ではヘタレ役を演じている崎本に、司会が“男らしい”エピソードがあるかと聞くと「全然思いつかなくて」と苦笑い。「夏みかんを薄皮ごと食べるとか、りんごの皮を剥かないとか」と苦し紛れのような例を挙げた後、「ステーキを食べるとき、全部切ってから食べるとか」と続けると、隣の久保田から「それはちょっと違うんじゃないか？」という突っ込みが入っていた。

また、とんでもなくケンカの強いイケメンチャラ男を演じた久保田は、お気に入りのシーンについて聞かれると、ケンカのシーンではなくラストのキャッチボールシーンを挙げ「いい思い出。ボールの投げ合いと手のひらに伝わる痛みで、心が伝わるんですよ」と、キャッチボールを通じて友情が表現されたことを強調していた。

自身のケンカにまつわるエピソードを聞かれた“いじられキャラ”の佐々木は「日常生活ではあまり怒ることがないので」と優しい笑み。だが実は髪の毛をいじられると怒るそうで、久保田や滝口から髪の毛をいじられると、笑顔ながらも大きな声で「やめてよ！」と抗い、「ポイントポイントでは怒るけれど、大きくは発展しない」と言い直していた。

ノリが良く息もぴったりなキャストたち。そんななかで川野監督は「（撮影中も）僕だけアウェイな感じがしていた」と淋しそう。「みんなものすごく仲が良いんですよ。かき氷食ったりカブトムシ取ってくる人とかいて、僕たち（スタッフ）はどんどん隅のほうに追いやられて……」と話すと、滝口が「全部、俺じゃないですか！」と苦笑い。かき氷を食べたのもカブトムシを取ってきたのも実は滝口だったようで「カブトムシは豊作で！」と嬉しそうに言ってから、「渓流で魚とも戯れられるし、夏休みの日記にはもってこいの撮影でした」と笑顔で振り返っていた。

原作は人気作家・新堂冬樹の同名小説。続編の執筆も始まっているそうで、これに絡め、映画の続編を作るとしたらどんな内容がいいかと聞かれた崎本と久保田。崎本は「僕的には銀二（崎本）が恋をするといいな、と（笑）。そして銀二がふぬけて力（久保田）が怒る、そして2人の決裂！」と想像力を広げ、「ガッツリ恋愛があっての友情──三角関係がいいですね。学園ラブコメディ的な」と言ってから、監督に「昭和なラブストーリーという感じでお願いします」と頼んでいた。

一方、久保田は「世界でロケがしたいので、（崎本と久保田の）コンビで世界を目指す！」と抱負を述べてから「ラスベガスに行きたいです」と急に具体的なコメント。滝口から「ただの希望じゃねぇの？」とたしなめられていた。

この日はバレンタインデーが近いということで、ファンの女性たちのなかから抽選で選ばれた人に、崎本たちから逆プレゼントが贈られるという演出も。そんなラッキーガールたちに崎本や久保田がプレゼントを手渡すと、場内からは羨望がこもった歓声が挙がっていた。

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