伝説のホラー映画再び…リメイク版『サスペリア』ティザーポスター解禁

#サスペリア

映画『サスペリア』ティザーポスター
(C) Courtesy of Amazon Studios
映画『サスペリア』ティザーポスター
(C) Courtesy of Amazon Studios

伝説の傑作ホラー映画『サスペリア』(77年)を、『君の名前で僕を呼んで』で世界を魅了したルカ・グァダニーノ監督がリメイクした映画『サスペリア』のティザーポスターが解禁となった。

[動画]リメイク版『サスペリア』ルカ・グァダニーノ監督の前作『君の名前で僕を呼んで』予告編

70年代ドイツを舞台に、名門バレエカンパニー「マルコス」に巣食う禁断の秘密を、オリジナルとは異なる視点で大胆にアレンジした本作。本年度のヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門で上映されると、観客から8分間にもわたるスタンディングオベーションが送られた。さらに、全米では10月26日にたった2館で限定公開されたにも関わらず、1館あたりの平均アベレージが8.9万ドルの大ヒットを記録。11月から250館の拡大公開となり、大きな注目を集めている。

音楽をプロデュースしたのは、劇判初となるレディオヘッドのトム・ヨーク。時に呪文のように重なり合う音楽や、恐怖や哀愁を伝えるメロディーが作品に不穏な彩りを添えており、音楽ファンからの期待も高まっている。

監督をつとめたルカ・グァダニーノは、77年公開のオリジナル版『サスペリア』の大ファン。完成した作品を見たオリジナル版監督のダリオ・アルジェントも絶賛の太鼓判を押した。さらに、試写でいち早く見たクエンティン・タランティーノ監督はその完成度の凄さに、涙しながらルカ監督にハグをしたというニュースが駆け巡っている。

今回解禁されたポスターには、真っ赤に染まった空間の中に、本作『サスペリア』の頭文字Sが毒々しく浮かび上がり、不穏な空気が漂う恐ろしい雰囲気を醸し出している。メインコピーとなる「決してひとりでは見ないでください。」は、41年前のオリジナル版『サスペリア』公開時とまったく同じものを採用。映画鑑賞の常識を覆すようなこのコピーは、当時大人から子供まで一世を風靡したことでも知られるが、文字が逆になるなど歪(いびつ)な表現が何を表しているのか? 期待が高まるところだ。公開前12月には、ルカ監督がプロモーションのために来日することも決定している。

『サスペリア』は2019年1月よりTOHOシネマズ日比谷ほかで全国公開となる。