リアルタイム視聴率は低調も、「じっくり見たい」と根強いファン持つドラマはコレ!

#anone

『anone 』
(C)NTV
『anone 』
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オリンピック出場選手たちの活躍により、日本列島が興奮と感動に包まれた2月となったが、その一方で各テレビシリーズも奮闘している。そこで、2月のHulu月間ランキングから話題作を取り上げていきたいと思う。

オリンピックはライブで、ドラマは見逃し配信で!の気分を反映?

順位こそ入れ替わりはあるものの、8位の『ウォーキング・デッド』と10位の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の2作品以外は、先月に引き続いて同じ番組が並んでおり、人気作品に大きな変動は見られない。

そのなかで着実に視聴者の心を掴んでいるドラマとして注目したのが、7位にランクインした『anone』。本作は主演の広瀬すずにとっては10代最後のドラマとなるが、役作りのためにベリーショートにして挑んだ意欲作としても大きな注目を集めた。脚本を手がけるのは、『Mother』や『Woman』、『カルテット』といった人気ドラマでおなじみの坂元裕二。今回は孤独な少女を中心に、それぞれ問題を抱える大人たちとの絆や人間愛を描いた感動ドラマとなっている。

生きる希望を見失った少女ハリカを広瀬すずが見事に演じているが、脇を固めているのは、運命的な出会いをする老女役の田中裕子をはじめ、小林聡美や阿部サダヲ、瑛太といった実力派俳優たち。それぞれの存在感が作品へさらなる深みを与えている。

本作はリアルタイムでの視聴率が振るわないことが懸念されているが、Huluでは見逃し配信によって毎回ランキングに登場していることから、実際は多くのファンが付いていることが伺える。視聴層は女性が6割を占めており、特に20代からの支持が高いというが、表層的な内容のドラマとは異なり、坂元裕二と水田伸生(演出)のタッグが突き付ける「生きることの意味とは何か?」という力強いメッセージに引き付けられているといえるだろう。

現在、第8話まで終了したところだが、“ニセモノの家族”として支え合う彼らに忍び寄る偽札をめぐる不穏な動きが今後どのような展開を見せるのか、終盤にかけてますます目が離せないところだ。

3月は最終回を迎えるドラマが多いため、Huluでは今月もまだまだ国内ドラマの視聴数が増えるものと見られている。そのなかで、海外ドラマやアニメなどが今後どこまで健闘することができるのかに注目していきたい。(文:志村昌美/ライター)

【Hulu 2月の月間ランキング/TVシリーズ】
1位『トドメの接吻』
2位『トドメのパラレル』
3位『もみ消して冬 〜わが家の問題なかったことに〜』
4位『名探偵コナン』
5位『徳井と後藤と芳しの指原が今夜くらべてみました』
6位『ポプテピピック』
7位『anone』
8位『ウォーキング・デッド』
9位『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけないシリーズ』
10位『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』