韓国の女性たちが時を超えて連帯していく物語に共感!角田光代、柚木麻子ら著名人が絶賛コメント

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『オマージュ』
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『オマージュ』
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主人公ジワンが修復に携わる映画『女判事』にはモデルとなった実在の作品があった

ヒットに恵まれない映画監督が、60年代に韓国映画界で活躍した女性監督の作品を修復する作業を通して自身の人生を振り返る感動作『オマージュ』。いち早く本作を見た各界の著名人からコメントが到着した。

・いじめに自殺未遂…十字架を背負った女子高生の再生への道を描いた感動作!

新作のめどが立たない映画監督のジワンが引き受けたのは、60年代に活動した女性監督ホン・ジェウォンが残した映画『女判事』の欠落した音声を吹き込む仕事。作業を進めながらフィルムの一部が失われていることに気づいたジワンは、ホン監督の家族や関係者のもとを訪ねながら真相を探る。

夢と現実、現在と過去──ジワンはその狭間を行きつ戻りつし、フィルムの修復とともに自分自身を回復させるように人生を見つめ直す。そして新しい一歩を踏み出していく。

『オマージュ』

主人公ジワンが修復に携わる映画『女判事』は、女性監督ホン・ジェウォンの作品という設定だが、彼女は60年代に活躍した実在の女性監督ホン・ウノン(1922〜1999)をモデルにしている。『オマージュ』のシン・スウォン監督は、2011年にテレビのドキュメンタリーを手掛けた際にホン・ウノン監督の存在を知り、『女判事』(62年)を見たいと思った。だが、同作を含むホン・ウノン監督が残した3本の作品は、いずれもフィルムが紛失していた。

その後、2015年に発見され、韓国映像資料院に寄贈されたフィルムのなかに『女判事』も含まれており、現在は同資料院の公式You Tube(https://www.youtube.com/watch?v=vXfHTj754oU)にて本編を見ることが可能だ。実在した韓国初の女性判事をモデルにしたこの映画の映像は、『オマージュ』の劇中にも使用されている。

女性の活躍が今よりずっと困難だった時代、60年代に活動した女性監督の足跡をたどることで、主人公ジワンが映画への情熱を取り戻す姿に共感が続々。人気作家の角田光代、柚木麻子、山内マリコに加え、『そこのみにて光輝く』(14年)でキネマ旬報ベストテン監督賞を受賞した唯一の女性監督・呉美保監督、『0.5ミリ』(14年)で報知映画賞作品賞に輝いた安藤桃子監督らからコメントが到着した。

・場面写真を全て見る

・つらい過去を明かして戦い続けるレディー・ガガ、女性たちを勇気づける2つの言葉

失われたフィルムをさがすというミステリー仕立てのストーリーは、かつて、しずかに闘った女性の姿を描き出す。
彼女が切り開いた道に、ジウンも私も立っている。
角田光代(作家)

今私の抱えてる閉塞感も孤独も、過去の、そして未来の「彼女」とつながっている。
イ・ジョンウンのやるせなくもあたたかな表情からかたときも目が離せない。
柚木麻子(作家)

女性が映画を撮る。映画監督になる。
それがこんなにも逆風だらけだってことに、
昔のわたしはどうして気がつかなかったのかな。
映画を作りたいと夢を抱いたことのある、すべての女性たちに届け!
山内マリコ(小説家)

『オマージュ』

この7年、私は映画を作らず、家事育児をしている。女じゃなければ、もう少し先に進めていたかもしれない。
何度も頭の中をよぎりながらも、我が人生を否定するまいと、作れないのではなく作らないだけなのだと言い聞かせ、
でもやっぱり、腑に落ちないでいる。
そんな私にとって、刺さるセリフだらけのこの映画。いつかまた思いっきり映画を作りたいなぁ。
荒んだ心を温めてくれたシン・スウォン監督、ありがとう。
呉美保(映画監督)

私たちは、「好き! 好き! 好きだ!」と、素直に映画への愛を表せばいいのだ。
生きた記録と記憶を、この世を満たす光でスクリーンに投影したシン・スウォン監督に、心からの感謝と敬意を表したい。
安藤桃子(映画監督)

彼女が男だったら どうなっていただろうね
60年代の女性監督にかけられたその言葉が、
今も変わらず響いてやるせない。
終盤の美しいシルエットの演出に惚れ惚れし、
溢れる映画愛を噛み締めた。
宇垣美里(フリーアナウンサー)

『オマージュ』

仕事、夢、家庭に揺れ動く主人公は同世代である私の姿でもあり、ジワンがたどったあの
後ろ姿はまさに私であり、あなたなのだろう。ゆっくり、じんわり勇気と温かさが心に染
みこんでいくこの映画は前へ進み続ける私たちへのオマージュでもある。
渡辺満里奈(タレント)

生きていてくれてよかった。
瞬間、交わされるその微笑みは、シン・スウォン監督が全ての女性に、
あるいは困難を生きるものたちすべてに差し伸べた連帯の握手なのだと思う。
諏訪敦彦(映画監督)

復元という行為が、映画を作る彼女自身の心に小さな火を灯す。
過去と現在を貫くフィルムの生命力にふと気づかされる、貴重な一作。
岡田秀則(フィルムアーキビスト/国立映画アーカイブ主任研究員)

『オマージュ』は3月10日より全国順次公開。

・心を病んだ母への想いを込めて。名匠が描く希望の光と人生賛歌