【今日は何の日】「ターミネーターの日」に見たい、シリーズ屈指の名作と賛否両論の続編

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『ターミネーター:ニュー・フェイト』
『ターミネーター:ニュー・フェイト』
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8月29日はターミネーターの日。『ターミネーター2』に登場する、1997年8月29日にAIコンピューターである「スカイネット」が自我に目覚め、人類と機械の間で核戦争が起きた日である「審判の日」に由来する記念日だ。

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『ターミネーター』シリーズに興味があるけど、たくさん作品があってどれから見たら良いかわからない、全部見ている時間がない…、そんな方も多いのではないだろうか。実は、『ターミネーター』シリーズは2から見ても存分に楽しめる。今回は、『ターミネーター2』と、『ターミネーター2』の正当な続編として制作された『ターミネーター:ニュー・フェイト』を紹介したい。

あの“溶鉱炉に沈むシーン”が見られる『ターミネーター2』

1991年に公開された『ターミネーター2』は、シリーズ1作目である『ターミネーター』(85年)の続編であり、1作目と同じくジェームズ・キャメロンが監督を務めている。1作目では、リンダ・ハミルトン演じるサラ・コナーを殺害するため未来から送り込まれたサイボーグの暗殺者・T-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)が、本作ではサラの息子であるジョンを救うため再び登場する。

1作目から見れば本作をより深く楽しめることは間違いないが、本作だけ見ても問題ない。それだけ完成度が非常に高く、ファンの中で最も人気の1作だ。

人気の理由は何より、サラ、ジョン、そしてT-800のエモーショナルなドラマが描かれている点が挙げられるだろう。無表情で、淡々と任務を遂行する「ロボット」のT-800が、ジョンやサラとの交流を通して少しずつ人間らしさを学んでいく姿には、心打たれる人が続出。

あの「親指を立てて溶鉱炉に沈んでいくラストシーン」も本作で見られる。それだけは見たことがある…という方もいるくらい有名だが、わかっていても涙なしには見られない名シーンだ。

キャラクターたちの再登場にも注目の『ターミネーター:ニュー・フェイト』

『ターミネーター2』でスカイネットの誕生を阻止し、審判の日を回避させたサラとジョンだったが、未来の人類は新たな敵によって危機を迎えていた…。

2019年に公開された『ターミネーター:ニュー・フェイト』は、『ターミネーター2』の正当な続編として位置付けられ、シリーズ生みの親であるジェームズ・キャメロンが製作として復帰した作品だ。

サラとジョンが再登場することが公開前からニュースとなり、話題となっていたが、いざ公開してみると、ジョンはCGでの登場な上、映画の冒頭で殺されてしまい、ファンの間でも賛否両論を巻き起こした。

新たなキャラクターであるダニー、そしてダニーを守るために未来からやってきたグレースとの関係は『ターミネーター2』でのジョンとT-800を彷彿とさせ、『ターミネーター2』へのオマージュも随所に見られる。また、年を重ねても相変わらずかっこいいサラやT-800の再登場など、胸が熱くなるシーンも多く、新旧どちらのファンも楽しめる作品に仕上がっている。(Y)