オスカー受賞!『ファーザー』こだわりのセットの裏側とは? 美術担当ピーター・フランシス語る

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アンソニー・ホプキンスが史上最年長オスカー受賞の名演技!

アンソニー・ホプキンスの役者人生における最高傑作にして、史上最年長でのオスカー主演男優賞をもたらした『ファーザー』が、5月14日に公開となる。誰にも訪れる“老い”と、揺れる親子の絆を描いた感動作だ。

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上映を前に、本作でプロダクション・デザインを務めたピーター・フランシスのインタビュー動画が公開された。

『ハリー・ ポッターと賢者の石』、『バットマン ビギンズ』、『007/カジノ・ロワイヤル』、『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』、『ロケットマン』などの数々のヒット作に携わってきた名手が、本作での挑戦やフロリアン・ゼレール監督との仕事について明かした。

インタビュー冒頭、物語が全体を通して一か所での撮影で進行されることに、面白いことに挑戦できると感じたと話すフランシス。

主人公アンソニーの背景から糸口を探したという住まいのセットでは、40年間暮らしてきたアンソニーの住まいを次第に娘アンの住まいに変化させるべく、同じ場所でありながら異なる空間作りを目指したという。

またフランシスは、ゼレール監督を家具屋に連れ出し、実際に家具に触れることで監督の好みを把握したという。これにはゼレール監督が、撮影セットの完成を視覚化するにも役に立っただろうと語った。

本作のデザインのみならず、脚本や役者の演技にも触れたというフランシスは、認知症である叔父の姿を見ていたため、共感できることばかりでとても感動したと語った。

映画『ファーザー』は、2021年5月14日に公開される。