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ドキュメンタリー映画『アートなんかいらない!』8月20日公開

数多くの大規模な芸術祭が開催されるアート界のお祭り気分に冷水を浴びせかけるかのようなドキュメンタリー映画『アートなんかいらない!』の公開が、8月20日に決定、Session1&2共通の予告編も公開された。

公開された予告編は、「あいちトリレンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」の展示中止によって起きた争論をきっかけに、日本で起こっているアートをめぐる出来事と、アートはどこで道を踏み外したのかが展開されるSession1に続き、「もし残すべきアートがあるとしたら、それはどのようなものなのか?」について触れたSession2について紹介されている。

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”アート”の再構築を迫る2部構成

本作品は『Session1 惰性の王国』と『Session2 46億年の孤独』の2部構成。アートの意義を探る『Session1』を体験した目で現実を見つめ直した後、『Session2』でアートの枠組みを超えて人間に本当に必要とされる「アート的なもの」は何なのかを構築し直す。

出演は、「瀬戸内国際芸術祭」「越後妻有 大地の芸術祭」の総合ディレクター・北川フラム、「あいちトリエンナーレ2019」芸術監督を務めた津田大介、放送作家でアートプロデューサーの倉本美津留ほか、30名以上のアート関係者。ナレーションにはパンク歌手で作家の町田康。エンディングテーマは日本のミクスチャーロックを牽引したスーパー・ジャンキー・モンキーの「何」。「影からの声」という謎めいたクレジットで美術評論家の椹木野衣がスタッフとして参加している。

『アートなんかいらない!』は、8月20日より公開される。