ロンドン警視庁初の黒人警察官が受けた壮絶な人種差別を描く ジョン・ボイエガ主演『スモール・アックス』第3話

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(C)McQueen Limited

スターチャンネルEXで独占配信中のジョン・ボイエガ主演ドラマ『スモール・アックス』(全5話)の第3話「レッド、ホワイト&ブルー」が、4月12日より配信される。

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ジョン・ボイエガ「無知ではいけない」

本作は、映画『それでも夜は明ける』(14年)のスティーヴ・マックイーン監督が、初めて挑んだTVシリーズ。警察の人種差別的体質を内部から変えようとした、ロンドン警視庁初の黒人警察官リロイ・ローガンの実話を描く。

主人公リロイ・ローガン役のボイエガは、本作の出演で2021年の第78回ゴールデン・グローブ賞で最優秀助演男優賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞では『ノマドランド』(20年)を抑えて最優秀作品賞に輝くなど、世界中の映画賞で高い評価を獲得している。

解禁された予告編は、警視庁に就職する直前から、入庁後数年間のリロイ・ローガンにフォーカス。警察内部の人種差別に耐え抜き、苦悩する姿が映し出される。

1980年代のロンドンにおいて黒人たちが置かれていた境遇についても徹底したリサーチを行ったボイエガは、リロイ役にふさわしい体をつくるためにフィジカルトレーニングにも励んだ。また役作りのため、リロイ本人と彼の家族と会ったボイエガ。「私は自分が普段よく行く場所に(リロイ・)ローガンを誘い、彼の人生について聞かせてもらいました。彼に数多くの質問をして、そのおかげで見えてきたものもあったし、自分の考えを修正することもできました。ローガンが好きな音楽のことや、奥さんと一緒にやっていること、当時のロンドンの雰囲気など、細かいことをいろいろと教えてもらえました」と語っている。

同じく解禁された舞台裏映像では、「語り継がれるべき作品だ。無知ではいけない」と、本作が持つ社会的意義について語り、スティーヴ・マックイーン監督については「最高の監督だ。思いもよらない方法で作品を表現する。人間味もあふれていて純粋な心を持っている」と賛辞を贈る。

マックイーン監督は本作について「ロンドンの人々の多様な姿を描いている。緊迫感であったり、悲劇的なこと、愛についてもだ。この街のさまざまな感情が詰まっているんだ。その土地を知ることは、そこの人々を知る上で欠かせない、過去を顧みることだ」とシリーズを通したテーマを語っている。

『スモール・アックス』の第3話は、4月12日よりスターチャンネルEXにて配信。