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『蜜のあわれ』二階堂ふみ×大杉漣インタビュー

大人な大杉漣が小娘・二階堂ふみに翻弄されっぱなし

『蜜のあわれ』二階堂ふみ×大杉漣インタビュー
高校時代から熱望していた映像化(二階堂)

『蜜のあわれ』
2016年4月1日より全国公開
(C)2015『蜜のあわれ』製作委員会
近代文学史を代表する作家のひとりとして知られている室生犀星。小説だけにとどまらず、随筆や童話、俳句といった幅広いジャンルにおいてその才能を発揮し、数多くの名作を生み出してきた。そんな室生が晩年に発表した作品のなかでも、老作家と金魚の少女の“秘めた恋”を描き、幻想的な世界観で読む者を虜にした作品といえば『蜜のあわれ』。

映像化は不可能とされていた作品だったが、石井岳龍監督と豪華キャストによって、映画化がついに実現した。金魚から人間へと変幻自在の小悪魔的少女の赤子は、現在最も注目されている若手女優の二階堂ふみが熱演。そして、室生犀星自身を投影しているといわれている老作家を演じたのは、映画やテレビにはいまや欠かせない存在であるベテラン俳優の大杉漣。見事なまでのハマり役をみせる2人に本作への想いを語ってもらった。


──二階堂さんは、原作を高校生のときに読んで以来、この役をやりたいと熱望されていたそうですが、実際に演じてみていかがでしたか?

インタビュー中の二階堂ふみ(左)と大杉漣(右)
二階堂:「赤子を演じたい」と思っていたというよりも、「この作品を作品にしたい」という気持ちの方が強かったです。「この本を作品にできたらステキなんじゃないかな」とずっと思っていたので、「どういうものをやりたい?」と聞かれたときに、「ぜひ、『蜜のあわれ』をやりたい」と話してきました。そして、色んな偶然が重なって現場に参加させてもらうことになりましたが、自分が思っていたものがステキな作品に完成して、すごく幸せだなと感じています。

──今回、大杉さんは室生犀星を投影した役柄ということで、演じる上での難しさや苦労した点はありましたか?

大杉:あとで苦労だったかなと思うことはあっても、そのときは精一杯やるしかないんですよね。実在していた人物ではありますが、その人に近づくというよりも、“大杉漣という俳優を通しての室生犀星さん”というイメージの方が強かったです。撮影は1ヵ月ほどでしたが、非常にいい現場で、楽しい時間を過ごすことができたなという印象でした。

──二階堂さんは、念願の作品で大杉さんとの共演が決まったときのお気持ちは?

二階堂:大杉さんは大先輩なので、がんばらないといけないなという気持ちとステキな作品に仕上がるといいなという気持ちでした。現場でご一緒させていただいてから得ることの方が多かったですね。映画人であり、俳優部としての大先輩である大杉さんの背中を見て、現場で学ぶところがたくさんあったので、とても感謝しています。

(2016/03/24)


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二階堂ふみ
にかいどう・ふみ

1994年9月21日生まれ。沖縄県出身。2009年に役所広司の初監督作『ガマの油』で映画デビュー。その後、『劇場版神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴りやまないっ!』(11年)、『指輪をはめたい』(11年)、ドラマ『テンペスト』(11年/NHK-BS)と続き、『ヒミズ』(12年)でヴェネチア国際映画祭・最優秀新人俳優賞「マルチェロ・マストロヤンニ賞」受賞の快挙を果たす。以降、『王様とボク』(12年)、『悪の教典』(12年)、『脳男』(13年)、『地獄でなぜ悪い』(13年)、『四十九日のレシピ』(13年)、『ほとりの朔子』(14年)、『私の男』(14年)、『渇き』(14年)、『日々ロック』(14年)、『味園ユニバース』(15年)、『ジヌよさらば かむろば村へ』(15年)、『この国の空』(15年)などに出演。今後の待機作に、『オオカミ少女と黒王子』『ふきげんな過去』『SCOOP!』『何者』(全て16年)などがある。

大杉漣
おおすぎ・れん

1951年9月27日生まれ。徳島県出身。1973年「門」で舞台俳優としてデビュー。1974〜1988年まで太田省吾率いる転形劇場に所属する。1978年高橋伴明監督作品で映画デビュー。その後、『ソナチネ』(93年)で注目を浴び、『ポストマンブルース』(98年)でおおさか映画祭助演男優賞、『犬、走る DOG RACE』(98年)、『HANA-BI』(99年)等の演技でキネマ旬報、ブルーリボン賞、日本アカデミー賞など数々の助演男優賞を受賞。主な出演映画は『不貞の季節』(00年)、『Life on the longboard』(05年)、『棚の隅』(06年)、『ネコナデ』(08年)、『一枚のハガキ』(10年)、『天の茶助』(15年)等、300本を超える。近年では韓国映画『大虎(デホ)』(15年)、『仮面ライダー1号』(16年)などに出演。その他、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』(10年)、『緊急取調室』(14年)、『ぼんくら』(15年)、『花咲舞が黙ってない』』(15年)、『警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜』(16年) などのテレビドラマや、全国各地の裏の名所を歩く旅バラエティ『大杉漣の漣ぽっ』に出演、CM、ナレーション、音楽ライブなど幅広い分野で活躍し、今後はテレビドラマ『お迎えデス。』(16年)、舞台「だいこん役者」(16年)、『ボクの妻と結婚してください。』(16年)などが控えている。

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