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『グローリー/明日への行進』デヴィッド・オイェロウォ インタビュー

映画史上初のキング牧師の物語、その主演俳優はイギリス人!

『グローリー/明日への行進』デヴィッド・オイェロウォ インタビュー
7年の月日をかけて完成させた作品

公民権運動の指導者としてノーベル平和賞を受賞するも、39歳の若さで暗殺されたキング牧師。政府やFBIによる妨害、白人至上主義者による家族の殺害予告にさらされ、苦悩しながらも自由と平等を願い続けた彼の物語を、映画史上初めて長編映画として描いたのが、『グローリー/明日への行進』だ。

黒人の選挙権を求めデモ行進をしていた人々を警官隊が暴力で弾圧した「血の日曜日事件」をきっかけに、2万5000人もの人々を巻き込み歴史的大行進へと至る過程を主軸に、キング牧師が、指導者として、そして1人の父親として葛藤する様子が綴られていく。

『グローリー/明日への行進』撮影中のデヴィッド・オイェロウォ(左)とエヴァ・デュヴァネイ監督(右)
キング牧師を演じたイギリス人俳優デヴィッド・オイェロウォに、本作の見どころや、偉人を演じたことへの思いなどを語ってもらった。


──本作への出演経緯を教えてください。

オイェロウォ:脚本を初めて読んだのは2007年だった。読んで分かったことは、僕はいずれこの役を演じるだろうということ。同じ思いを抱いた監督が現れたのは、それから3年経った頃だ。そして実際に撮影できたのは、それからさらに4年後だったから、通算7年の旅だったよ。しかしその7年間という期間があったからこそ、キング牧師と、この運動、そしてアメリカの歴史を研究することができた。

『グローリー/明日への行進』撮影中の様子。左からティム・ロス、デヴィッド・オイェロウォ、エヴァ・デュヴァネイ監督
──同じ思いを抱いた監督、エヴァ・デュヴァネイ監督はどんな監督ですか?

オイェロウォ:監督に彼女をすすめたのは僕で、他の作品で一緒に仕事をし、天才だと思ったんだ。ストーリーを操る才能があり、人をぞくぞくさせる手法を持っている。そして彼女の家族はラウンズ郡という、まさにセルマとモンゴメリーのあいだに位置する土地の出身だ。だから彼女はちょうどこの史実を知っていて、その歴史は彼女のDNAに刻み込まれている。

──女性が軽視されていた時代の映画を、女性監督がつとめたわけですね。

オイェロウォ:この公民権運動のさなかにあっても女性は軽視されていた。女性も同じように才能があり、不平等に同じように強く関心を寄せていたのにだ。しかし当時は、平等な権利を求めて戦っていても、あの地方独特の性差別があった。それであの運動には女性の闘士というものが存在しなかったんだ。だから僕はこの物語を語る主導的役割を担うのは黒人の女性が絶対にふさわしいと感じている。

(2015/06/19)


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デヴィッド・オイェロウォ
David Oyelowo

1976年4月1日生まれ、イギリスのオックスフォード出身。 ロンドン音楽演劇アカデミー(LAMDA)を優秀な成績で卒業、インディペンデント映画からハリウッド映画まで様々なプロジェクトに参加している。主な出演作に、フォレスト・ウィテカーのアカデミー賞受賞作『ラストキング・オブ・スコットランド』(06年)、ジェームズ・フランコ主演作『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(11年)、アカデミー賞作品賞ノミネート作『ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜』(11年)、スティーヴン・スピルバーグ監督作『リンカーン』(12年)、リー・ダニエルズ監督作『大統領の執事の涙』(13年)、クリストファー・ノーラン監督作『インターステラー』(14年)などがある。本作のキング牧師役で、ゴールデン・グローブ賞など多くの映画賞で主演男優賞にノミネートされた他、アフリカン・アメリカン映画批評家協会賞、セントラルオハイオ映画批評家協会賞などで同賞を受賞。

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