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『ケープタウン』フォレスト・ウィテカー インタビュー

アフリカ系アメリカ人として史上4人目となるオスカーを獲得した名優が、アパルトヘイトの闇を描いた衝撃作に出演!

『ケープタウン』フォレスト・ウィテカー  インタビュー
オーランド・ブルームとは撮影中、ずっと意見を交わしていた

『ラストキング・オブ・スコットランド』でウガンダの独裁者アミンを演じ2006年度のアカデミー賞主演男優賞を受賞したフォレスト・ウィテカー。最近では『大統領の執事の涙』(13年)で人々を涙させた名優だ。そんな彼が挑んだサスペンス・アクション『ケープタウン』は、南アフリカのケープタウンを舞台に、アパルトヘイト政策が残した傷跡をテーマにしている。

ウィテカーが演じる刑事アリは、凄惨な惨殺事件を追うなかで、ケープタウンが抱える闇に迫ることとなる。スラム街で頻発する子どもたちの失踪事件、最後には自殺を引き起こす新種の薬物、そしてアパルトヘイト政策時代に研究されていた黒人抹殺のための化学兵器──それらが導き出す恐ろしい真相とは? そして、アリの身に迫り来る危険とは?

人気俳優オーランド・ブルームとの共演も話題の本作について、ウィテカーに語ってもらった。


カンヌ国際映画祭でのフォレスト・ウィテカー (C) Kazuko Wakayama
──あなたが演じたアリという刑事は、ズールー族の出身ながらも警部まで昇進し、部下からの信頼も厚い人物ですが、一方で人種的なトラウマを抱えています。このキャラクターについて説明していただけますか?

ウィテカー:ケープタウンにある警察の、犯罪捜査科のある班のリーダーで、父親がアパルトヘイトの運動のさなかで殺されたという、その時代の被害者でもある… 。今日も彼は、ただ幸せを求めて、普通の暮らしを送ろうとしている。だが、彼の暮らしはもろくも崩壊し、つらい過去と向き合わなくてはいけなくなるんだ。

──アリのパートナーのブライアンを、オーランド・ブルームが演じていますね。女にだらしなく酒が手放せず家族からも見放され、警察組織からは「クズ」と言われているキャラクターですが、共演した感想は?

ウィテカー:彼とは撮影の間中、ずっと意見を交わしていたよ。面白いのは、一緒のシーンがほとんどないにも関わらず、映画を見ると全く逆の印象を持つことだ。彼が演じる男と私のアリとは、つらい過去を抱えているところなど多くの共通点がある。アリも酒やセックスに依存しているしね。終いには2人とも、この幻想に向き合わなくてはならないんだ。オーランドと共演出来て本当に良かったよ。彼はこの作品で素晴らしい仕事をしたと思う。

(2014/08/31)


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フォレスト・ウィテカー
Forest Whitaker

1961年7月15日生まれ、アメリカのテキサス州出身。アメフトの奨学金を得て大学に進学するが、後に南カリフォルニア大学に転入。音楽と演劇を学ぶ。『初体験/リッジモント・ハイ』(82年)で映画デビュー。『プラトーン』(87年)や『グッドモーニング、ベトナム』(88年)を経て、『バード』(89年)でカンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞。『ラストキング・オブ・スコットランド』(06年)でアカデミー賞主演男優賞を受賞。その他『大統領の執事の涙』(13年)などに出演。また監督・プロデューサーとしても活躍。『ため息つかせて』(95年)、『微笑みをもう一度』(98年)などを監督、大きな話題を呼んだ『フルートベール駅で』(13年)などを製作している。

2014年8月30日より新宿バルト9ほかにて全国公開
[監督]ジェローム・サル [脚本]ジュリアン・ラプノー、ジェローム・サル [原作]キャリル・フェリー [出演]オーランド・ブルーム、フォレスト・ウィテカー 、コンラッド・ケンプ、インゲ・ベックマン、ティナリー・ヴァン・ウィック、ルガルド・ヴァン・デン・ベルグ、ランドール・メイジエ、パトリック・リスター、ジョエル・カエンベ、タニア・ファン・グラン、ダニー・キーオ、クリスチャン・ベネット、イマン・アイザックスディーン・スレーター [原題]ZULU [DATA]2013年/フランス/クロックワークス/107分/R15+

(C) 2013 ESKWAD-PATHE PRODUCTION-LOBSTER TREE-M6FILMS

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